女性がマネージするレストラン、割烹

 たまにはチェイン店ではない個人経営のお店で一杯やりたい。いつも行っている店はちょっと飽きたし、新しい店も開拓したい。そんな時はどこにすれば良いのか迷う。

 レストランでは大体が外にメニューが看板で表示されていることが多い。それが一つの参考になる。大体の支払い金額が分かるし、どんなものが食べられるかも知れる。

 古い感覚の日本料理店はそんなことをするのを無粋と考えているのか、そんな目安を与えてくれないことも多く、そこに入りたいと思えばある程度、多めの予算を組まなければならないだろう。

 本当に美味しい料理を出してくれる所は料理人の目や雰囲気を観察すれば大体見当が付く。ただこんな料理店、レストランは夫婦で経営していてというか、夫が料理人で妻がフロアというケースが多い。

 そんな時は要注意だ。二人とも合格点を付けられることはほとんどなく、どちらか一方が客を困らせるものなのだ。

 外食するのは美味しい料理を食べるのが唯一の目的ではない。デートをして良い雰囲気を楽しむということもあるだろうし、客を接待する目的も多い。

 さて話しは変わるが、徳川家斉という将軍は合計50人以上の子供をもうけた。男はそのように多くの子供を持つことができるが、女はそうはいかない。昔は10人以上の子供を産んだ女性もいたが、それにしても男性が子供を持つことができる数より格段に少ない。

 女性は子供を生みっぱなしにはできない。ある程度の年齢に達するまで子供の面倒を見なければならない。どうしても守りの姿勢を取るものだ。その点男は無責任で、子供が生まれても自分は自分の行動を変えないケースが多い。

 即ち女性には守りの気持がある。だからビジネスの場でも販売する数量を増加することより、単価を上げることに努力するのだ。これで割烹やレストランの方針に女性の考えが繁栄すると客が困ることも出て来る。グラスワインの量が極端に少ない。値段が高すぎる、そんな事態は女性の守りの姿勢から出てくることように思うのだが。

 この間地元のイタリアレストランに食事をしに行った。女性がマネージャーらしい。私の見たところワイン(ボトルで、7,8000円くらい)は大体他店より1000円程度高い。「イサキのソテー」は2500円500円と書いてある。

 この「500円」というのはコース料理を注文した時、「イサキのソテー」を選ぶとコース料金以外に500円加算されるという意味だと解釈されるし、どの他店でもそうだ。

 ところが明くる日伝票を何となく見たら3000円の料金が課せられているのを発見した。ソテーというくらいだから、刺身ではないから、そう新鮮ではない。

 イサキは高級魚ではない。2500円でも高いと思ったのだが、魚はこれ一種類だから、仕方なく頼んだ。それが3000円。店の方針なのか、高すぎる。それにどうして最初から3000円と書かないのか。誤解を誘う表記だ。

 他店の人に聞いてみたら笑われてしまった。それではホテルオークラより高いという訳だ。

 こんなこともあった。やはり夫婦で経営しているレストランでのことだが、グラスワインを注文したら、ワインはグラスの底にわずかに入っている程度。「これではリッチな気分になれないじゃないか」とクレームしても取り合ってくれない。

 また日本料理店でも同種の経験がある。冷酒を一合頼むと4勺くらいしか入っていない。「料金が高くてもいいから、もう少し多くしてくれないか」と頼むと「それでは2合ですね」と返事が返ってきた。

 確かにどこの料理屋でも徳利には正一合は入っていない。しかし4勺とは驚きだ。押し問答をしていると主人が容器を換え、7勺くらい入れて出してくれた。料理は飛び切り美味しいので、未練は残るが、もうそこには行くのを止めた。

 会社対会社の取引の場でも女性が付ける単価は男性の値段より相当高い。そんなことが重なり、女性がマネージする会社や料理店と取引する時には相当警戒することにしている。もちろん例外は常にある。

酒巻 修平

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