個人と団体 人の思考、行動はどう変わるか

 人の考えや行動様式はその時の状態によって変化する。日々変化するし、他人の影響も受ける。あるいは自分を良く見せたいまたは逆に能力を隠したい。強制されて変化させられることもある。

 即ち本心は自分の中にあるものだけれど、それを表明することができる環境が少ない。強力な地位、金、能力があると表明は比較的簡単だが、それでも何かには影響を受けるものだ。

 トランプ大統領も家族と団らんしている時と大衆に向かって演説している場合では話している内容、趣旨には大きな違いがあるだろう。それが人間というもので、原始時代から協力しないと生きていけなかった名残でもあろう。

 しかしこの現象が良い事態を招くかどうか、時代背景、場合などによって何とも言えない。デモ隊が議事堂を破壊することもあるだろう。

 それが革命であったり、反日思想であったり、また官僚の馬鹿さ加減に見られる社会現象でもある。

 一人の力だけではフランス革命は起こらなかったし、アメリカの独立も達成できなかった。ソ連の社会主義、アジア諸国の独立、中国で年間20万件に及ぶ暴動も集団の力が必要だった。

 韓国の人の本心は反日ではない。あるいは教科書で間違って歴史的説明をされていなかったら、そうはならない。教科書は団体的な方向付けである。それでも情報はどこからでも入ってくる時代になった。

 だから韓国より日本の方が良い国と思っている人の数はその逆より多いと推測できる。それなのに2人3人、10人、100人と人が集まり、団体になると親日が反日に変化する。それが団体の怖さであり力だ。

 洗脳も団体と同じくらい力を及ぼす。ロシアのプーチンには何の実質的力もない。それなのに人民を洗脳し、ロシアが強国と思わせ、自分には力があるように錯覚させる。ロシアには天然資源と武器以外に何の産業もない後進国なのだ。

 宗教もそうだ。キリストがどのくらい偉大であったのかは分からないが、彼も洗脳者であったろう。それが起爆剤となって後に続く人たちによってキリスト教は今や世界のオピニオンリーダーにもなっている。

 力の弱い人は自分だけではできることが少ない。だから宗教や他の団体に所属して団体の思想、力を自分の物のように使用する。

 女性は家庭内での行動と世間での行動には大きな違いがある。家では恐い顔をしている妻が世間様の前ではにこやかに本当に心優しい人になる錯覚してもらう努力をする。夫は会社では小さくなっているのに、帰宅すると亭主関白に変貌する。人は真実の姿をさらすことを避ける。

 だからこの世は演技されている、あるいはまやかしの世界だ。大阪から転勤で東京に来た人は個人では大阪の考え、行動パターンを取るが、団体になると東京人、すなわち江戸っ子に変身する。

 私は東京大学を卒業した人を沢山知っている。だいたい誠実で良い人で、話していても気持ちが良い。ところが団体になるとちょっと違ってくる。いや大いに違う。

 官僚の社会は東大出身者の考え、行動パターンで構成されている。京都大学、慶応大学出身者も中にはいるだろうが、さきほど述べた東京にいる大阪人と変わらない。そこは東京大学出身者株式会社である。

 自分たち団体が日本を動かしているとの自負の元で訳の分からない行動をする。政策を策定する。彼らは物を知っているだけで、本当の意味の経済や政治など全く理解していない。

 老後資金の2000万円事件もその一つだ。データを知るということは人の精神に影響を及ぼすという真理を無視している。あるいは分かっていないし、分かろうともしない。

 麻生君もあまり頭が良くない。前は少しましだったが、財務大臣になってから地位に影響されてレベルが落ちた。彼には中小企業は経営できないだろう。

 自然に帰ろう。反日は止めて親日で良いではないか。他の国と仲良くすることがそんなに悪いこととは思えない。官僚は誠実な心を持とう。政治家はもっと勉強して欲しい。もしアメリカが本当に原爆を廃棄すれば世界はどう変わるだろうか。創造して見ると面白い。ロシアは原爆をニューヨークへ落とすだろうか。

 人の性は正であり、同時に悪である。正になろうとすればなれるし、その逆も真なりだ。嘘を付いてばかりいた人が何かの原因でそうしなくなったら、その人の人柄は極めて大きくなる。

 しかし人の考えや行動は何かに影響されて変化する。これは永遠のテーマだが、それは最小限にして欲しい。

酒巻 修平

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です