0570通信

 最近しばしばこの「0570」という番号を指定して電話を掛けさせる団体や企業を見かけます。

 「0570」というのはその企業などの電話交換手がどこにいても客からの電話を受けられるシステムです。企業に取っては人件費の削減を図ることができるし、客の地域の振り分けをできる好都合な通信手段になっております。

 ですが電話を掛ける方からすると迷惑この上ないシステムで、もし携帯から掛けると高額な料金を課せられてしまいます。

 携帯を持っている人は大概掛け放題の契約をしていて電話をいくら掛けても料金は変わりません。

 ですがこの「0570」通信を利用すると20秒ごとに10円(税別)課金されてしまうのです。

 課金は料金を教えるガイダンスと共に始まりますので、料金は高額になることも多いのです。ちょっと長く込み入った通話だと30分くらいは掛かることのあり、そうすると10x30x60/20x1.1=990円を支払わなくてはなりません。

 これは企業などのエゴで客の利益を考えないシステムです。そんなシステムに付き合う必要はありません。

 ただ「0570」と通常の番号が併記されているケースも多く、その場合は通常の番号を選択して通話すれば良いでしょう。

 そんな企業は良心的で、客のことも考えていると理解して良いと思います。ですが先日オリンパスに電話しようと番号を調べているとこの「0570」の表記しかありませんでした。

 どうしても電話をする要件があったので仕方なく「0570」を頭に付け電話を開始しました。案の定会社は自己中心的で、サービスは悪いし、要領を得ません。

 そこで私は電話交換手にこちらに掛け直すよう頼みました。それで馬鹿高い通話料は払わずに済みましたが、どう話しをしてもサービス内容に合点がいきませんでした。

 そうです。「0570」に対抗する手段は電話を掛け直させることです。相手が電話を掛けてくるときは固定電話からで、多分通常の料金を支払っているので、3分で7円くらいだと思います。

 自分たちが電話を掛ける時は30分話しても30/3x7x1.1=77円で済みます。客には990円負担させるという馬鹿らしさを感じていないのです。

 第二の対抗手段はこのような企業と取引しないことです。オリンパスのカメラを買った時はそんなことを考慮せずに買ってしまいましたが、もうオリンパスの商品は買わないことにしました。

 だいたい「0570」を利用している企業団体のサービスは全般的に良くはありません。取引をしても良いサービスは受けられないと心得るべきです。

問い合わせなどはメールで行えば良いのでしょうが、複雑なことやサービスが悪い会社だと文章が拙くて時間が掛かり過ぎることも多いので、つい電話に頼ってしまいます。

普通の電話でも最近は客側に番号選択などの手間を掛けさせます。このシステムはアメリカから導入されたもので、企業側の利益はあっても客側には何のメリットもありません。

アメリカは利己主義な国ですから客に良いサービスをしようとする気風がないのです。客はそれを我慢して、自分たちも客の迷惑を考えないシステムを導入する風潮が強いと思われます。

客の評判を一番気にするホテルやデパートでは交換手が社内にいて客の架電には直接交換手が応対して担当部署に電話を回してくれます。

それが従来の方式でいまはそんなことをしてくれる一般企業はアマゾンくらいしかありません。

アマゾンのサービスは行き届いていて、上手く利用すればどんなことでもやってくれるようです。

これがアマゾンの精神でそれが故にアマゾンの業績は大幅に急激に向上しましました。同業の楽天とは大違いです。

これからの企業で大きくなろうとすれば客のことを一番に考えなくてはならないでしょう。今はそんな企業は稀なので、そこにチャンスがあると思われます。

酒巻 修平

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