長生きする方法

 地上と水中で住むのは寿命の長さが違うようです。寿命が永遠といえる海中生物あるいは動物もいますが、人は地上で生活する動物です。

 地上で生活する動物でもっとも寿命が長いのは両生類と爬虫類でしょう。でも人は両生類でもないし、爬虫類でもありません。ここは哺乳類同士で考える必要があります。

 その中では体積の大きい方が長生きだとの統計があります。象の寿命は70年なのに対し、象よりも体の小さな河馬は45年くらいだそうです。鼠は3年。確かにこの法則が合っているように思われます。

基本的に動物の新陳代謝の回数は決まっているようで、代謝が遅い動物はそれだけ長生きをしそうです。しかし河馬より相当体積の小さいチンパンジーの寿命は4,50年ですから河馬と同じで、どうも例外もあるようです。それはなんでしょうか。

チンパンジーは人ほどではありませんが脳が発達しています。動物の脳は自分を生かすためにあるのですが、チンパンジーや人は脳そのものを楽しませるためにも存在するのです。

人は全ての動物の中の例外的な存在です。チンパンジーも人に近いとは言うものの、人ほど脳が発達していません。

問題は脳です。長生きや進化、病気、ストレス、環境への適応、全て脳の仕事です。脳が健康を失うと臓器の活動、血管の収縮その他に悪影響を与えます。

病気と進化は伴って出現する人の体の態様です。進化をすれば病気の種類も増えます。癌がこんなにポピュラーな病気になったのも人が進化したからです。

人の進化は目に見えないと言う人がいるでしょう。それは違います。体が大きくなり、寿命は長く、右脳が発達して左脳が少し退化しているのです。

脳を健全に保つにはどうすれば良いのでしょうか。それは脳に栄養を与えることです。栄養は脳を初め、各器官を動かす動力です。その栄養が少ないと臓器の働きは悪くなります。マラソンで最後はスピードが落ちるのも営業が少なくなるからです。

脳に栄養を与えるのは血液です。血液が充分に行きわたらないと脳の仕事量が減ります。減ればそれだけ器官や脳そのものの働きも鈍ります。

ですから脳にはたっぷり血液を送り込まなければならないのです。ではその方法は?筋肉に血液を循環させるには運動が第一です。ですから脳に血液を送るのも脳を運動させれば良いと考えられます。

運動とはなんでしょうか。「運動とは新たな筋肉の経験」です。ですから普通に歩くことは有意義(筋肉を動かして必要な静電気を起こす)であるにしても運動にはなりません。

少し速足で歩く、ジョギング、体操、ダンス、歌う、などは運動になりますが、慣れてしまうと普通の動きになってしまい、新たな筋肉の経験ではなくなります。こうなると運動ではないので、もっと早く歩く、走るスピードを上げる、エクササイズを行うなど新しいあるいはもっと付加の掛かる動作をしなければなりません。

運動を全くしないと筋肉は衰えます。マムシに噛まれた若い人が包帯で腕を釣って動かなくすると、包帯を取った後リハビリをしなければならなくなりました。宇宙飛行士も地上に生還するとリハビリが始まります。

筋肉を動かすのはそれほど大切なことなのです。脳も同様です。何も考えない、すなわち脳を使わないと退化します。そうすると大変です。どのようにリハビリをやっては良いのか分かりません。

老人ホームに入所して何かをしないであるままに生活すると脳は退化するでしょう。定年退職して無為徒食をすれば脳はすぐ退化します。忙しく働いていた人ほどそうなるでしょう。

もう分かったと思いますが、長生きをするにはいつも脳を使うことです。それも普通に使うのではなく、運動的に使うのが良いのです。運動とは新たな経験です。

毎年ほど新しいことを始めましょう。今年は小説を書く、次の年は作曲に挑戦する。次は漢字検定、菜園、手品、書道、ボランティア、何でもあります。脳を運動させれば100歳は確実でしょう。

酒巻 修平

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