中韓訪日客
我々昔の日本を知っている人間に取って日本は相当レベルが落ちたが、海外の人たちからするといまだ魅力的な国らしい。
自分の国の悪いことを言うのはあまり良い態度ではないが、それでも拝金主義が蔓延り、仕事に対する態度はあまり感心しないことが多い。
最近閉店した居酒屋はそんな中で昔の良い雰囲気やサービスを提供する店だった。
その店で昼食を食べていると、韓国人か中国人が入ってきた。忙しいランチタイムだ。妻らしい人がトイレに行き、残った3人が席に座って注文をしないで待っている。
店の人が注文を取りに行くと「ちょっと待って」と片言の日本語でトイレに行った妻の帰りを待って欲しいとのことのようだった。
しばらくして妻がトイレから帰ってくると夫らしい人が「また来ます」と言って4人全員が店を出て行った。
どうもトイレを借りに店に入って来ただけのようで、見ている私も店に代わって腹が立った。
店はその間入り切れない客を断っている。そんな光景を見ているとまだまだ日本人のマナーは捨てたものではないと思った。店の迷惑を顧みみず、自分のことだけを考える人は日本人にはいない。
こんなこともあった。やはり4人連れで、店に入ってきてランチを一つ注文した。どうするのかと思っているとコンビニで買ったお握りを3人分取り出して食べだした。
そのうちお茶を4つ欲しいと店に人に頼む。店の人は文句を言うのも面倒らしく、4杯お茶を出した。
こんなことをする外国人は中国人と韓国人に限られている。他のアジア人や欧米の人たちは心得ていて、店のことにも配慮を欠かさない。
別府温泉にくる韓国人が激減したらしい。別府温泉にすれば売上の大幅減だろうが、日本人に取っては有難いことだ。
一度温泉宿でどちらかの国の団体客と一緒になったことがある。彼らは夜中の2時3時まで大声に騒いていた。旅館に苦情を言ったが、旅館側でも対応のしようがないらしい。
マナーの悪い中韓の客と同宿は御免被りたい。彼らがいなくなればもう少し良い雰囲気が楽しめるといずれ日本人客が増加すると思われる。
中韓の人は日本だけではなく、世界中で同じようなマナーを取っているのだろう。そんな人を見るにつけ、両国へ行く観光客の足も遠のくと考えられる。
旅行先でのマナーの悪さはビジネスでも同様だ。少し昔のことだが、韓国の工場にスキー用のグローブを発注したことがあった。
スキー用だから当然季節商品である。だが定めた納期になっても何の連絡もない。困るので社員を工場に派遣した。
すると後から入った注文を先に製造している。そんな連絡があったものだから、已むを得ず、工員たちにリベートを渡すとすぐにこちらの注文した製品を製造し始めたと報告があった。
もちろんその工場とは取引を止めた。すると注文をしてくれと毎日電話があった。ほとほと困ったものだった。
韓国からの旅行客が激減していると聞く。政治上の確執が一般の人にも影響を与えているのだろう。だがマナーが悪い韓国人旅行者はもう要らない。
店には悪いが彼らがいなくなると嬉しい。部屋が空いていれば日本人が入ってくるだろう。一時的に韓国からの旅行客はいなくなるかも知れないが、急ぐことはない。
世界的に観光ブームだ。そのうち韓国、中国のマナーの悪い人がいなくなることを願う。納得できるマナーの両国人を拒否する理由はないが、日本に来たければマナーを弁えてもらいたいと思う。
酒巻 修平