読売新聞一面トップ記事

 令和が始まった2019年、5月1日から新聞の一面トップの記事のタイトルを記録し始めた。

 トップ記事というのはメディアが一番重要だと考えていて、読者に取っても関心がある社会の動きを報道したものだ。

 その記事の主題を見ていくと日本だけではなく、海外の大きな動きがどのようなのか良く分かる。

 残念ながら嬉しい記事はほぼなく、令和が激動の時期ではないかと思わせることが多い。唯一の喜ばしい記事はラグビーのワールドカップの初戦で日本が勝利したことくらいか。

 強豪チームの勝利は嬉しいが、スポーツには勝ち負けが付きもの。日本が勝利したからと言って国民全体が喜ぶべきことかどうかは疑問だ。

 トップ記事でスポーツ関連のものはこれだけだ。この日はよっぽどニュースがなかったとみえる。

 相変わらず戦争に関するものが多い。そんな戦争にはアメリカが必ず絡んでいる。アメリカという国では戦争がよっぽど国民性に合致しているらしい。

 もちろん戦争には反対のアメリカ国民は多いだろうが、アメリカ人というのは辛抱するという精神がないらしい。

 戦争が熱い戦争であれ、経済的な冷たい戦争がもあるが、アメリカの戦争相手はイラン、中国、北朝鮮、韓国、イスラム過激グループなどで、アメリカ人が辛抱強くないと言っても戦争相手も国際秩序を乱す国々だ。だからアメリカは世界にはなくてはならない国だ。

 世界に害をなす国ではどうして誠実に国の運営がなされないのだろうか。国民の意思と政治家の思惑は異なっているのではないか。

 政治家が自分自身の目的を達成するために国民が望みもしない政策を取ることが見られる。選挙を考え、当選するために無理な政策を推し進める姿は如何なものだろうか。

 国は政治家のものではない。独裁者が権力と独占し、富などを簒奪する姿を見ていると独裁主義は何とか止めさせる方向にもっていきたいものだ。

 独裁国家でなくても、政治家は選挙に振り回されている。確かに選挙制度は必要なものだが、選挙民すなわち国民の選挙に対する心構え、能力が選挙をするには不適切であるケースが多い。

 選挙民も自己のことだけを考え、国の未来や今国のあるべき姿を考慮することなく、投票することが圧倒的に多い。

 多分有権者は投票した候補者の人柄や能力について知っていることが極めて少ないと思われるし、また適切な候補者がいない場合も多い。

 その他政策の決定、遂行などに関することもトップニュースになっている。これは一番国民が関心のあることだろう。

 年金問題、人手不足、防衛、環境、災害、インフラ、景気、政治家の動く、事件、中小企業関連、高齢者問題、国家の誤り是正、韓国との関係、改憲論、原発事故処理、など政府や官僚も一緒懸命働いていることは確かだ。

 しかしどうも国や官僚のトップは社会の末端の事情を知らないようだ。どんな会社も末端に全てのデータがあることを知っている。

 だが国はそんな末端のことには関心がないのか、末端の事情をつぶさに観察しない。安倍首相は安い車に乗って街や田舎を走ったらどうだろうか。

 アメリカと違って信号が多すぎ、信号系統が悪すぎ、目的地への到着に時間が掛り過ぎる。

 主婦たちがスーパーの安売りの広告に目を皿のようにして眺めている。零細な商店が軒並み閉店して残ったのは大資本が運営する店だけで、文化が失われている。

 学校では相変わらずいじめがあり、自殺者が後を絶たない。その対策をする教員、教育委員会の担当者、警察などは能力が不足していて、自殺を防止できない。

 医学が進歩しないので癌、腎臓、肝臓、心臓病が多く、健康保険での支払いに巨額の資金を要する。また日曜日に診察している病院、医院が如何に少ないか。

若者が不活動になり社会が停滞気味で、人の道徳心が薄れている。意味のない交通違反で反則金を取られ、警官が国民に嫌われている。

 小学校から大学まで本当の意味の勉強、学問がなされていない。老齢者がスマホやコンピューターを使えなくて、社会生活の至便さを利用できない。

 などなど国のほとんどのデータは末端にある。このデータの集積が等閑になっている。

 新聞などのメディアは虚偽報道や作為的な不報道があるが、それでも長く、大きく報道を俯瞰すると世の中の動きが分かる。それが一面のトップ記事だ。

酒巻 修平

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