人口減少はどう食い止めるか

 人口が減少すると国力が落ちます。日本が経済第位の座を中国に明け渡した(これは多分間違っていると思われます。中国の統計が恣意的なだけです)のは人口の差にあることは明白です。

 コンピューターがいくら発達したと言ってもAIやネットのプログラムの構築は人がやらなければなりません。人がいなければ社会は回らないのです。人の多さは国力と密接な関係にあるのです。

 AIが人の知能を上回るなどと妄言を吐くのはプログラムを組めない、あるいはもっと考えるとコンピューターの操作も禄にできない人です。

 朝起きてから夜寝るまで人は何も仕事をしないで収入を得られるでしょうか。得た収入はどのように費消するのでしょうか。そんなことを考えると人が多くいるということと経済規模とはある程度相関関係にあるということです。

 現在日本では人口は減少しつつあります。原因は色々言われています。子供は男女がセックスをしないと生まれません。これだけは変わらないのです。

 だがセックスをする前に男女がセックスをする気にならないといけません。最近は男女同権と称し、日本の女性も強くなりました。

 本来は体力的に男性の方が優位にありますが、女性がこんなに強くなると男性はそんな女性とセックスをするのを敬遠しがちです。

 でも案外そうではありません。女性が男性とセックスをする時はいかにも優しそうな顔をし、体を男性に委ねたい振りをします。これが本能というもので、人が動物である限り、変わりようがありません。

 ですが男性(動物では雄)は飽きやすい動物というか他の異性(動物では雌)ともセックスをして自分の子孫を沢山増やすことが身に染みているのです。

 でも今はそんなことをするとすぐに離婚ということになるので、そんな行動を男性は慎んでいます。でも配偶者とのセックスの回数は減少します。

 これが人口減少の第一の原因です。政府がいくら補助金を出しても効果はありません。

 しかし結婚するとどうしても1人や2人子供を欲しくなります。これは子供が可愛いとかという二次的なことではなく動物に備わっている本能なのです。

 人の体は上手くできていて、男性は暫くセックスして射精しないと精液が溜り排泄したくなります。しかし人はその排泄が子供を産まないような工夫を色々として来ているので、昔のようにセックスイコール子供ができるという図式は書けないのです。

 カップルたちは産児制限をします。何人も子供がいれば女性側に大きな負担が掛かって自分自身の生活が思うようにできません。

 そこで子供が人ほどできればもう打ち止めということになります。結婚した両性が2人しか子供を持たないと人口は減少する計算になり、そうして人口は漸減してきているのです。

 だが女性側が自分の生活の充実を図るというためだけで、産児制限をしているのではありません。

 どんなに若くてもいずれは老年になります。その時のことを考えるとできるだけ金を残して置かなければならないのです。最近は子供が親を養うという社会ではなくなりました。

 もしそんな不安がなくなればもう一人くらい成り行きで子供を持つ夫婦が出てきます。結局は子供の数と経済状況は密接な関係にあるのです。

 一人の子供が生まれつきの病気を持っていることもあるでしょう。気に入った就職先がなくて収入がないこともあるでしょう。そんな時両親はその子供の面倒を見なければならない事態に陥ります。

 それが一人だとまだ何とかやっていけますが人になると平均的な親の収入では打つ手がありません。

 歴史が始まって以来人口が減少したことが3回ほどあると言います。今回が4度目だそうです。それが全て経済と関係があるのです。

 縄文期には旱魃による人口減少は稲作により解決しました。その後も食料確保の道を何とか見つけ人口の減少は食い止められたのです。

 今回の人口減少は過去とは少し違います。スペインの国力が衰退したのは社会の上層部、すなわち能力が平均より高かった人の数が減ったのが原因でした。

 社会の上層部(日本ではほとんどの人が社会の上層部と考えて良い)の人は本能に左右されるより頭脳を使って自分の生活の向上を図ろうとします。

 人が他の動物と違うのは脳が極端に発達したことです。人は脳を遊ばしてやりたいのです。男性も女性も普段の生活にあくせくするだけではなく、ディナーに行き、観光をし、男女とも浮気をし、趣味や娯楽を求めます。

 親がそんなことをする時子供の面倒を見てもらう必要があります。保育園が足りない理由の一つは金のためだけではなく、刺激が欲しくて母親が外で働きたいからです。

 しかしお金がなければそんなことはできません。老後の事、トラブルの解決など色んなことにお金が必要です。

 機械化は人の労働時間を短縮しました。今の人は江戸時代の人より遊ぶ時間が多いでしょう。だから簡単な仕事はコンピューターやAIにやらして、人にはそれらができないことをしてもらえば良いのです。

 一人一人が色んな意味で現在や将来の生活に不安なく、満足する社会が現出すれば人口は増加に転じます。

酒巻 修平

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