内臓のあるべき位置

 人が直立して生活をするようになってからどのくらいの時間が絶ったのかは知らないが、遠い昔前人類の種から進化したときそうなったのだろう。

 これは大きい進化でその後脳が発達する原因にもなったし、その反面目や耳、鼻などの能力が退化する要因にもなった。

 地球には重力があり、全ての物をその中心に向かって引き寄せる。人の体も例外ではない。人を含む生物は全てその悪影響を回避するため、多大な努力をするように進化していると想像するのは難くない。

 人の内臓はだから下垂する方向に引っ張られるが、それでは作用をするのに具合が悪いことも出て来るだろう。

 従って人の内臓は下垂しては良くない。それを阻止するのは筋肉である。胃や腸、肝臓、腎臓、暴行、など下垂すると碌なことはない。

 胃下垂、腸下垂が発生すると食物の消化吸収に支障を来す。一方脳は身体の上部にあることにやって具合が良いのだろう。

 心臓は血液を脳に運ぶのに苦労するがそれだけのメリットはある。どうも考察すると横隔膜より上の上半身に位置する内臓や器官は所定の位置より上がっては機能を充分に果たせないと分かる。

 脳は上部から萎縮が始まるし、精神が正常の状態ではない時、肺や心臓が上に上がるようだ。人前で歌い、演説すると上がる人がいる。

 心臓が上に上がると機能が低下し、稀に動悸という症状が出て来る。肺が上に上がると呼吸が苦しくなる。

 歌の下手な人は喉を上に上げて歌うので、音量も少ないし、クリアな声を出せない。

 横隔膜は呼吸を司るがそこからの筋肉は体の上半身と下半身を上下に行かないように支える役目を持っている。

 横隔膜は人の最大の筋肉であるのはそのような役目があるからだ。そして良くしたもので、この筋肉は随意筋であると同時に不随意筋でもある。

 寝ている時は意識しないで横隔膜の作用で呼吸ができるし、起きている時は意識的に深呼吸もできる。

 そんな横隔膜を意識したことはあまりないと思うが、歌手、スポーツマン、心臓に疾患がある人などはこの横隔膜の働きを重視すべきだ。

 動悸があると意識的の心臓を下に下げると治るし、長距離を走るスポーツでは心肺が苦しくなると心臓や肺を下げれば良い。

 因みに動悸の定義を医師に質問すると分かるが、医学では動悸という疾患の定義もできない。それは上半身の内臓の位置のずれを余り研究しないからだ。下半身の臓器の下垂については分かっても上半身の内臓の研究は疎かになっている。

 歌手の喉が充分に下がっていれば良い声が出るが、聞いていると下手な歌手はそのことに意識が言っていない。

 食道もそうだろう。上の方に行く傾向にある人は胃液が上がって来て食道炎を起こし、ひいては食道がんを誘発することあるので要注意だ。

 腕は通常は下に下げているし、脚腰は動かす時は上に上げる。腰が高い人はスタイルが良く見えるし、肩が上がっていると不細工に見える。精神が異常な状態にある時には目が上に行き、これを目が吊り上がっているという。

 目じりが下がると性欲を満たしたいからだ、耳をそばだてる行為は微妙な音や声を聞き分ける時の耳とその中の鼓膜の運動だ。

 肋膜を強化するのは簡単ではないが、方法がある。それは大きい声で歌を歌うことである。スポーツも肋膜を使うので体の強化に有効であるし、宗教で読経をするのは正に健康法だ。宗教は精神と肉体の健康を考えて発達してきた。

 

 下半身は下垂してはいけないし、上半身は上がってはいけない。これは体を健康に保つ秘訣である。

酒巻 修平

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