今日のアメリカ

 昔の取引先の人が久しぶりにアメリカから電話してきた。会社の電話番号は変えていないので、それを頼りにしたらしい。

 やはり電話番号などはできるだけ変更しない方が良い。電話があった時とっさに誰かは分からなかったが、薄い記憶がだんだん濃くなるにつれて話しが弾んだ。

 その人とは時間も話しただろうか。料金は無料だということだったので、私も暇に任せて色々と話しをした。

 その人の話しではトランプは再選されるだろうということだった。勿論予想だから外れることもあるだろうが、私も理屈や状況判断に基づくと再選はされると信じる。

 米中関係の争いは今小康状態になっているが、トランプは自分が再選されることに全神経を使っているので、中国、北朝鮮、イランの問題についての係争は一時小休止というところだろう。

 だがトランプが再選されればもうその後、大統領にはなれないから、思い切った政策を取るように思われる。

 トランプは白人を重んじ、有色人種を軽んじている。日本人は工業では先進国だし、無茶はしないので、まだ良いのだが、中国はとても嫌われていると言う。

 だから今中国との貿易協定がかろうじて整ったと言っても、これが実行されるかどうかは分からない。

 実行が極めて難しい諸問題があるので、多分協定は有名無実に終わるだろう。トランプは大統領に再選されたなら、中国と残っている問題を取り出して話しを再開するだろう。

 日本のテレビ報道の内容とアメリカ人と話したこととは相当開きがあり、テレビで放映されることは信用がならない。

 一般の人の関心事が株式の売買にあるとすれば、大統領選まで株は上がって、それから下がるように思えてならない。

 それほど中国は信用されていなくて、アメリカが台湾を重要視するのは分かる気がする。台湾は民主主義の国だからだ。

 中国は人口が多いから国力があり、世界第二位の経済大国とされているが(中国の勝手な統計によるのでこれも疑わしい)、これは中国の労働者の賃金が安かったからで、それが生産コストを引き下げただけだ。

 これから中国人の賃金が上がれば誰も品質が低く、価格がそう魅力的ではない中国の商品を喜んで買う人はいないだろう。

 今「made in China」と印字してある商品も生産の管理は日本やアメリカ、イタリア、ヨーロッパがやっていて、本当の意味では「made in China」ではない。

 アメリカの一般人の投資は日本の何倍もある。だから投資システムは非常に高度に発展している。今デリバティブ取引は敬遠されているらしい。

 こんな架空な投資の目的が分からない。新しいシステムができた時、最初に投資した人はリスクを負う分、利益も多い。このデリバティブはもう危険でしかない。

 アメリカの銀行のATMは一年、いつでも出し入れの手数料は0だ。日本の銀行は今手数料収入に多くを頼っているので、何でも手数料を徴収するが、これも先進金融国と比較すると相当遅れていると言われても仕方がないだろう。

 話しを聞くとどんな制度も極めて論理的、常識的で分かりやすい。日本はその点、会社も役所も制度は恣意的なことが多いので、全て記憶に頼らなければならないのが鬱陶しく、面倒だ。

 アメリカとは長年商売をしてきた。彼らは嘘を付かず、こちらも嘘を付いていないと彼らは信じる。我儘ではあるが。

 日本を卑下するわけではないが、日本には嘘が多すぎる。まず相手の言っていることが真実かどうかを見極める作業がいつも伴う。本当に時間の無駄だ。

今もアメリカにまつわる情報をテレビで流れている。どうも議論や解説が空虚だ。テレビ局が原稿を用意し、それを評論家と称する人物が読むだけではテレビを見る気にもならない。

酒巻 修平

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