ゴーン 橋本徹氏の論理

 誰かに聞いたのだが、ゴーンの父親は殺人を犯しているとのことだ。私自身は確認していないから真偽のほどは分からないが、私は常々悪い噂があること自体その人に問題があると思っている。

 例えばトヨタ自動車が倒産すると言っても誰も信用しないし、そんな噂をする人の方が却って信用を失う。

 だがソフトバンクが倒産すると言えば一気に信憑性が増し、あるいはそんな可能性もないとは言えないと誰にでも思われるのだ。

 ソフトバンクの経営は極めてリスキーで半分博打の様相呈している。それに一回の掛け金と称するか、投資金額が巨大で、1,回の失敗で倒産することも考えられるのだ。

 会社は人ではないので、同列に扱えないだろうが、やはり誠実で正直な人はそのように言われるし、社会にいつも反抗している人にはそんな噂が付きまとう。

 だからゴーンは犯罪者の家系に生を成したと噂されても頷けるし、実際自分自身犯罪者であることは否定できない。

 橋本氏は日本の司法制度が世界に通用しない部分があるので、ゴーンの気持ちを察する人もいると論じるが、それには私は大きな異論がある。

 フィリピンでは麻薬を販売し、あるいは使用したら死刑に処せられると報道された。これは信用できる事実だろう。

 しかし麻薬の使用で死刑になるのは量刑として問題もあるだろう。だがそれはフィリピンでは定められた法律である。

 それでは量刑が重すぎるし、一度の間違いで死刑になるのは世界の世論として許されない。だからそれは今後フィリピンとしても再考し、改める必要があるかも知れない。

 しかしそれは将来の目標であって、現在フィリピンでは死刑になっても仕方がないのだ。

 ゴーンの言い分は日本の司法制度が悪いから逃げたとのことだ。仮にその言い分を先進国が認めたとしても、日本に居住する人は日本の法律を守らなければならない。

 橋本氏が言うことはあくまで努力目標で、それを以てゴーンの言い分の一部が認められるというのは日本では受け入れられない。

 橋本氏は頭も良く、大阪市か大阪府の財政を立て直した功労者だ。だがところどころに私には受け入れがたい日本批判が入る。

 人は誰でも欠点を持っているので、その評論を悪として人全体を評価してはならないと思うが、彼には許すという仏教心がない。

 そしてそれは彼の精神全体を律する彼の考え方から来ているように思われてならない。直接話したことがないので、私の評価は筋違いあるいは誤解に基づくのかも知れないが、彼はある意味公人なので、言葉通りに評価されても仕方がないだろう。

 彼は日本を愛しているのだろうか。日本の司法制度に問題があり、それが許せないなら違う国に国籍を持つべきだ。

 これは共産党の志位党首にも言えることで、彼は安倍総理を史上最悪の総理と断じた。日本では発言の自由が保証されているので、何を言っても法的には罰せられない。

 だがもう少し上の規範たる道徳を元に発言を聞くと彼の暴言は許されないだろう。少なくても安倍首相はもう少し上品だ。

 それに安倍氏を最悪と何度も言っているが、何故最悪なのかは説明していない。日本はそんな人物でも選挙に選ばれる国なのだ。

 日本は法律で罰せられなければどんなことでもして良いという国柄ではない。高い道徳観があり、それが社会の規範の主流になっている国だ。

 ゴーンはどんな観点から見ても許されない。将来日本がどのような司法制度になってもゴーンは現在の日本で法を犯した。国は彼をあらゆる手段を講じてでも逮捕し、罪を償わせなければならない。

 橋本氏の発言は何処かゴーンを許している。人として見る宗教観を元にすればそんなこともあるだろうが、今は彼が法を犯したかどうかが問われる場面で、橋本氏が日本を愛しているなら、司法制度の欠陥を以てゴーンを理解するような発言は慎んでもらいたい。

酒巻 修平

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