弁護士とはどんな人、何してくれるの、ちゃんと動いてくれる?

みなさん、こんにちは。

酒巻修平です。

私はこれまで会社経営してきましたが、長年経営をしていると取引先とトラブルになることもあります。

お互い話し合いで解決できればいいのですが、お互いが譲れないときは裁判所での裁判になります。

その際に、こちらの主張を守り弁護するのが弁護士さんです。裁判に勝つために優秀な弁護士さんにお願いしたいもの。

もし、あなたが訴訟を起こすとき、逆に相手から訴えられたとき、優秀な弁護士を探すことでしょう。

しかし、「弁護士がうごいてくれない」「自分の弁護士とのやりとりが1番のストレス」という声をたくさん聞きます。

あなたの問題を解決してくれる人、あなたの味方であるはずの弁護士が、悩みの種になってしまうのでは、なぜなのでしょうか。

私は数多くの裁判を経験し、いろいろな弁護士さんとお付き合いしてきましたので、その経験を基に弁護士について書いていきたいと思います。

弁護士とはどんな人?

弁護士は、普通の人から見るとまたは想像すると偉い人、立派な人、怖い人と映ると思います。それは、弁護士さんはとても難しい司法試験に合格して更に勉強しないとなれないからです。

司法試験は国家試験で、同じような試験に公認会計士試験、外交官試験などがあります。司法試験の合格者はその後判事(裁判官)、検事、弁護士になります。

この人たちは国(国会)が制定した法律に基づいて仕事をするので高い能力が求められます。国の方もそれなりの期待をします。

弁護士さんたちを監督する官庁は存在しません。これは三権分立という考えに基づきます。官庁ではないのですが、弁護士会が監督官庁と同じような働きをするため、弁護士さんは弁護士会が怖いのです。

司法試験の合格者は能力の高い順に裁判官、弁護士、検事になると言われています。ですから弁護士さんは裁判官の能力が自分たちより上と思っている人が多いでしょう。

ですがもう一度司法試験の制度を見直す必要があると思います。司法試験は確かに難しい試験ですが、それは大学では東京大学、京都大学などと同じで勉強ができるかどうかで合否が決まる試験です。

東京大学や京都大学の卒業生が会社に入って仕事ができるかどうか試してみれば分かる通り、大学卒業と仕事ができるかどうかは別物です。

弁護士も同じです。裁判官も検事も同じです。弁護士に成りたての人は仕事などできません。精々裁判所に提出する書類の作成が上手いくらいでしょうか。それも更に相当訓練しないとまともな文章が書けません。

それはそうでしょうね。彼らは作家ではないのですから。まともに仕事ができるようになるまでには10年掛かると考える必要があります。

もちろん最初から仕事がバリバリできる人もいるでしょう。これはその他の業種でも同じです。造園士、大工さん、サラリーマン、画家、官僚、政治家などどんな職業にも当てはまりますね。

ゴーンの弁護士はどうでしょうか。彼はほとんどのケース無罪にしてしまうと言われ凄腕の弁護士です。この差は一体どこからくるのでしょうか。

簡単です。仕事ができる人とできない人が弁護士の中にもいるのです。もう一度考えましょう。あなたの回りには仕事ができる人とできない人がいるでしょう。そしてほとんどの人はあまり仕事ができません。

弁護士さんも同じでほとんどの弁護士さんは仕事ができないのです。怖いですね。あなたが頼んだ弁護士さんは話し方や態度には威厳があるでしょうがその人は仕事ができない。どうしますか?頼みますか、頼みませんか。

何故、仕事ができないのに威厳だけがあるのでしょうか。彼らは難しい試験に合格して先生と呼ばれ続けていくうちに威厳が備わるのでしょうね。でもね、威厳が備わるというのはもう自分の中でほぼ頂上に達しているからなのです。駄目ですね。80歳くらいになって威厳が出れば仕方ないでしょうが、若いうちにそうではね。たいしたことありませんね。困りましたね。

医者もそうですよ。威張っている医者は誤診だらけですから。気を付けましょう。真剣に仕事に打ち込んでいれば貫禄とか威厳など出てきませんよ。

あまり弁護士さんの悪い点ばかり強調しては公平ではありませんね。でも、これはどこの社会でもあること。仕事ができる人は10人に一人。弁護士さん、お医者さん、裁判官、どんな職業でも同じです。

私は今まで色んな弁護士さんに仕事を依頼したり話したりしました。その中でなるほどと思ったことがありました。それは「会社を経営している社長さんが全くこんなところ(弁護士事務所)に来ないのは真剣に仕事をしていない。逆にいつも来る人は自分の方にも非のある証拠」というものです。

なるほどと思いましたよ。一所懸命仕事をしているとどうしても誰かと衝突して第三者に相談することになりますよね。普通は話し合いで解決するのですがどうしても解決できなければ訴訟しなければならないこともあります。

自分のできる範囲でできるだけ冒険しない経営者はトラブルをあまり起こしません。それをこの弁護士さんは言ったのでしょうね。素晴らしい言葉でした。

弁護士がしてくれること、してくれないこと

では何故弁護士さんが存在するのでしょうか。何をしてくれるのでしょうか。実は弁護士と同じ様な仕事をする人は江戸時代にはもういました。名前は公事屋でしたかそんな名前でしたね。

公事とはおおやけのこと、すなわち政府が関係してくることです。政府は手間を省くため訴訟をするのにルールを決めています。簡単なルールからやや面倒なルールまで色々ですが、弁護士さんはそのルールに従って訴訟をしてくれます。

訴訟というと大変なことに聞こえますが、そうではありません。互いの言い分を第三者に聞いてもらいどちらが正しいか、相手に何をして欲しいかを判定してもらうシステムです。だから相手が敵だと考えずに感情を抑えるのが効率的です。そうすると負けても腹が立ちません。訴訟は何も怖いことではありませんよ。

さて弁護士さんは何をやってくれるでしょうか。何がやれないでしょうか。それを私の経験と論理から考えてみます。

弁護士がしてくれること

  1. 弁護士とは社会の上の方にいる人だと誤解する一般人に圧力を掛けて、言い分を認めさせてくれます。ですが相手も弁護士に頼むとこの効果は薄れます。また相手の弁護士もこちらの弁護士にある程度の敬意を払ってくれるのでこの効果は0ではありません。
  2. 訴訟になればややこしい手続きを引き受けてくれます。
  3. あなたの言い分を聞いてそれを文章にして主張してくれます。
  4. 言い分の法的解釈をしてくれます。

弁護士がしてくれないこと

  1. 本来考えなければならないことで、あなたが言っていないことをあなたに代わり掘り起こして問題提起をすること
  2. 調査しなければならないことも金を払わなければやらない
  3. 訴訟で勝つことの保証
  4. 商業に対する知識を持つ
  5. 経験したことのないことでも思考して一定の効果を出す

問題があるから弁護士に頼むのですが、人の問題は色々あり過ぎて弁護士が経験したことがないことも多いでしょう。こんなことに関する解決は弁護士には難しいでしょう。

だから弁護士さんが得意としている分野があるのです。貸金の取り立て、労使関係、刑事事件、商品クレーム、契約書の作成、遺産相続。仕事ができる人はどんな問題でも話しを聞いてそれなりの解決方法を教えてくれますが、弁護士は商売。お金を支払わないと仕事に取り掛かってくれません。

その前払い金を着手金と言って訴訟で負けても頼りない返答をされても返してくれません。

ここで分かることは弁護士と言うのは一般の会社で仕事をしていないか経験が浅いということです。試験が難しいので若いうちに試験に合格しなければならないので仕方がありませんが、経験のないことはよっぽど頭が良くなければ処理できません。これは分かると思いますが。

弁護士は受験勉強を沢山したので記憶力は訓練されたのですが、考えることはあまり得意ではありません。できないことがあっても反省しませんね。

裁判で戦う相手は誰か

訴訟になるとあなたの敵は訴訟の相手方と思うでしょう。それは間違い。柔道なんかでこちらが勝っても審判が相手の勝ちと誤審すると相手の勝ちになってしまいます。

それと同じでいくらこちらが正しくても裁判官が相手を正しいと判定すれば相手の勝ち(これを勝訴という)になってしまいます。

例えばあなたが友人に証文なしでお金を貸したとする。返してくれないので裁判に持ち込む。友人だった人は借りていないというしあなたは貸したことは事実だと主張する。証拠がないからこんな場合は裁判官の感に頼るしかない。

結局あなたの負け。貸した金は戻ってこない。こんな馬鹿らしいことがと思うでしょうね。そうです。馬鹿らしいのです。それが今の裁判制度。それを弁護士は良く理解していない。

ひたすら相手のことや自分の主張を書き立てる。でもそれを裁判官は認めない。何故なら弁護士は裁判官が敵だと思っていないからです。もし裁判官が敵ならそれなりの違うやり方があるはずです。

少し横道にそれますが裁判所や裁判官のことを書いておきましょう。裁判官も良く仕事ができる裁判官と何故この人が裁判官なのと疑うような人がいます。これはどの分野でも同じなのは当たり前です。難しい仕事をする職業であればあるだけ上下の差が大きいのです。

裁判官で一番良くできる人は東京地方裁判所にいることが多いでしょう。出来の悪い裁判官はすぐ飛ばされます。まあ会社で言えば能力のある人は本社勤務ですね。日本は中央主権国家だから仕方がないことですよ。

あなたがいくら嘘のことを述べても多分見抜かれてしまいます。ですが裁判所は極めて親切です。私は東京地方裁判所のファンなのです。

裁判の基本的な流れ

民事(犯罪ではない)訴訟では言い分は基本的には書類を提出して行います。この書類を準備書面と言うのです。裁判が始まると期日が決められ原告被告(刑事裁判では被告人と呼ばれます)が裁判所に呼び出されます。この時出席しないと準備書面で主張したことが無効になります。

こちらが欠席で相手が出席していると相手の準備書面の内容が正当化されて相手有利に裁判は進みます。ここで敗訴することも多く、これを欠席裁判とも言うのです。

かりに10:00時に呼び出されるとします。あなたはそれより前に法廷と称する場所に行って(これを出廷という)裁判所が準備したリストに〇を打って出席した旨を証明します。

でも同じ法廷にあなた方原告と被告だけではなく他の訴訟の人も沢山います。席に限りがありますが誰でも傍聴できます。裁判は公開された場で行うので相手を侮辱すると公の場での行為になってしまうので発言や準備書面の文章は気を付けなければなりません。

さてあなたの番が来ました。裁判官が「原告、被告から準備書面が出ていますがこの内容はあなたの意思で記載しましたか」という趣旨の質問があり、両方とも「はい」と答えるとそれでその人裁判は終わり。その間1分。それだけのために裁判所に呼び出されます。終わると次の期日を指定されそれを了承すると全て終わり。あなたは帰って良いのです。

裁判になって一番時間を取るのは出廷ではありません。書類の作成です。時間が掛かるので裁判になると弁護士は料金を余計に請求します。

ですがこの一連の作業は面倒です。面倒は嫌だと思う人が弁護士に仕事を依頼します。弁護士はあなたより法律のことを良く知っていると思うでしょう。ですが必ずしもそうではありません。そえを覚悟で弁護士に仕事を依頼すると考えると大体間違いがありません。

優秀な弁護士さんの見つけ方

一般的には弁護士は法律のことに関しては専門家です。しかし訴訟においては闘争なので勝たなければなりません。勝つ努力は直接的ではなく法律の解釈を通じてのもので相手も気が付いていないことも多いものです。

ですが弁護士のポイントを発見する能力は高くはありません。一般の社会で仕事をしたことがないからです。

ではどうすれば良いのでしょうか。良い方法の一つ。

あなたと弁護士の間を取り持つことができる人を探すことです。

弁護士は勝訴しないと報酬が取れないので勝つと思う案件しか取り挙げません。

勝つことではなく手付金をもらうことを目的に依頼を受ける弁護士は困ったものです。そんな弁護士に仕事を依頼してはなりません。

基本的に弁護士は一般人に比べて能力が高いので不誠実な人は少ないのですがそれでも中にはそんな人もいます。以前、紹介されて契約書の作成を依頼した弁護士は作成料として70万円請求しました。違う弁護士に頼むと4万円。弁護士を選ぶには法律をある程度知っていた方が有利ですね。

「弁護士が動いてくれない」など、色々の人が弁護士に不満を持っています。何故でしょうか。簡単です。その弁護士に能力がないからです。あなたは客でその客を満足させられない人はどんな職業でも駄目ですね。

それでは私が実際経験したことを書きましょう。

遺産相続の事例

一つは裁判までに行かなかったことと一つは裁判になったケースです。

1.遺産相続: これは裁判に行かないで和解したケースです。依頼人はお父さんがお亡くなって、お父さんの不倫相手である後妻と相続額でもめたケースです。

相続額について、依頼人が「話し合いをしたい」と連絡を取りますが相手(後妻)は誠実に対応しません。しかたなく弁護士さんに解決を依頼しました。前からの付き合いで着手金はなしという好条件で事件(どんなことでも事件と言います)の解決を引き受けてくれました。

相手(後妻)は依頼人のお母さんがまだ生きていらっしゃる時にお父さんと不倫関係にあった人です。これだけでも分かる通り依頼人自身、自分のお父さんが不実な人だと思っていました。そのお母さんは不倫相手(この事件の相手方)の家を訪問しましたが、その人は酷い言葉を吐いてお母さんを追い払ってしまいます。儚んだお母さんは焼身自殺を図りますが幸い未遂で終わります。ですがその後まもなく癌に浸され亡くなられてしまいます。

依頼人はとても冷静な人でお父さんが相手と結婚するのを許しますが、その時は「一言教えて欲しい」と頼みます。ですがそんな頼みを無視してお父さんは不倫相手と籍を入れてしまいました。そうなれば仕方ありません。依頼人は現状を認めてそれなりの付き合いをしてきました。実のお父さんですから当たり前ですが。

ある時期が過ぎてお父さんは遺言書を残します。その中には”都心近くの不動産”と”郊外の不動産”の相続について書かれており、それらは「依頼人のもの」とされました。しかし、お父さん存命中に都心近くの不動産をビル用地として購入する人が現れ、依頼人は状況を考えて売ることをお父さんに進め、最初反対していたお父さんも賛成して売買が成立しました。

不動産が現金化されたのです。現金は相手(後妻)が相続します。ですから依頼人は知らずに自分の相続額を減らしてしまいました。お父さんが亡くなってこのことが分かりますが、後の祭り。依頼人の受取額は法律で1/4になってしまいました。

もう一件残った郊外の不動産を巡って問題が発生します。依頼人と相手での不動産評価額がまったく違うのです。

依頼人の相続額は1/4ですから不動産の評価額が低い方が現金を多く受け取れるので、できるだけ低い評価をして貰わなければなりません(評価額は時価で計算される)。しかし、ここで弁護士は動きません。時価は不動産の仲介業者とか不動産鑑定士が算定します。弁護士はビジネスをやったことがありません。ですから安全を考えて不動産鑑定士に評価を依頼しようとします。ですが鑑定料が馬鹿高いのです。

相手方の主張する評価額は900万円。依頼人はそんなにしないと主張します。それを言っても弁護士は机上での仕事に終始します。仕方なく私が出張ることとなりました。

不動産の所在地は東京から150km。依頼人の夫の車に乗って一緒に現地に向かいました。電車でいくと料金が3倍掛かります。そんなことも弁護士は考慮しないでしょう。私は依頼人とその夫を車に待たせ、その不動産の価格を現地の仲介業者に教えてもらいました。結果は0円でした。すなわちその地区の不動産はほとんど価値がないのに、固定資産税がとても高いのです。それだけではまだ不十分と考えもう1軒の仲介業者もたずねました。結果は同じ。もしこちらの言い分が採用されると現金の受取額は900万円増えます。それを弁護士に報告すると「良かったですね」でした。

そうこうするうちに弁護士は「着手金を貰っていないから若い弁護士にやる気が起きない」と言います。仕方なく着手金を依頼人に支払わせました。言い忘れましたが相手方もこの時点では弁護士に解決を依頼していました。その人の計算では渡す現金(現金は全て相手方が管理していました)は当初相手方から約束(口頭で)されていた額より400万円も少ないのです。

もし、裁判や弁護士のことで困ったことがあったら連絡ください。できる限りサポートします。こちらは会社経営歴45年。失敗も成功も色々経験しております。

ご希望の方はお問い合わせフォームよりご相談ください。

酒巻 修平
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