厚生省民営化

 旧国鉄は巨大な赤字を出して、国営でなければとうに倒産していたような組織だった。

 それが民営化されることによって一転、巨大な黒字を出す企業に変身した。新幹線網は整備されたし、それが世界中の評判を取った。

 原因は数々あるだろうが、一番は従業員の働く精神が違ったことだろう。翻って厚生労働省を見てみよう。

厚生労働大臣は大臣の中では重要なポストではない。安倍首相が当選回数の多い議員の中から能力に関係なく選んだ、いわばどうでも良い人材なのだ。

かつてこの組織は年金のデータの多くを失い、国民は今でも年金が正当に支払われているかどうか不信感を抱いている。

それ以降も大きなミスを繰り返すし、今回の新型肺炎の対応についても後手後手に回っている。

これは職員そのものの責任ではないが、何しろ精神が弛んでいると思わざるを得ない。

我々が若いころ、日本は世界でも名だたる防疫体制を持って、実行されていた。いつから今のような無能な団体に落ちぶれたか私には分からないが、何か原因があったに違いない。

それとも日本全体の政治がふやけたものになったからか。なにしろ厚生労働省は存在する必要があるのかどうか疑うようなことになってしまった。

そう言えば連続して何時間もコンピューターの入力をやらせるのは酷であるとして、必ず1時間かそこらで休憩を入れる対策を取ったのもこの省であったように記憶する。

 あるいは別の省であったかも知れないが、ここはぐうたらの集まりであることは間違いない。

 でも心ある人もいると思う。そんな人が上司の仕事ぶりをどう見ているだろうか。ふがいない対応に心を痛めていることは間違いない。

 この際思い切って民営化すれば良い。郵政民営化は小泉信一郎の野望で却ってその能力を削いだが、まともな内閣の元では失敗しないだろう。

 民営化されればあるいは軽い風邪など保険の対象にならないとか、スポーツによる怪我は自費で全て賄ってもらうとか、そういう対策を立てられるかも知れない。

 今は薬局で市販の薬を買うより、病院に行った方が安上がりだと言う猛者もいる。風邪など重症化しないと勝手に治ってしまう病気だ。

 病院に行っても医師は風邪を治す手段を知らない。人の体の免疫力に頼っているだけで、無駄な薬を沢山処方する。無駄な薬を飲むより食を一時絶って寝ている方が直りは早い。

 処方薬を薬局で買うとき支払わされる諸費用も胡散臭い。普通の薬を買う時はそんな費用は払わせられない。

 これは多分厚生労働省の官僚が考え出した悪知恵だろう。連想ゲームではないが、BSで宣伝しているサプリメントは全く利き目がない。

 有効成分が有効に働くほど含有量がないから効くはずがないのだ。それを見過ごしているのには厚生労働省が絡んでいるだろう。

 何しろこの国家組織は働かない。給料はどの程度支払われているか知らないが、半分の人は私企業では馘首されるような仕事ぶりを示しているに違いない。

 やろう。この役所は民営化をするのが良い。その次は文部科学省だ。ここも訳の分からない大学入試制度を策定して、優秀な人の能力を削いでいる。

 次はどこだろう。日本も大統領制にしたらどうだろうか。そんなことを考える人は極めて少ないだろうが、選択肢として絶対あってはならないことでもないだろう。

 あら捜しに躍起になる存在不必要な野党も要らない。野党が政権を取りたいなら国民が感心するような意見を言ってもらいたい。

 まああれじゃ30年経っても政権は取れないだろう。野党には日本の改善は望めない。いっそ、政府民営化も考えてみればどうだろうか。国鉄は成功した。快適な新幹線の旅。優秀な技術者が腕を振るえる職場。

 あるいは私は皮相なことだけを見ているかも知れない。暴論の可能性もある。しかし論議はあっても良いではないか。

酒巻 修平

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です