不眠症の珍発明?

 世の中には不眠症の人が沢山いるようだ。回りを見回しても何人かいるし、不眠症ではなくても眠りの浅い人も多い。

アルパチーノが主演した映画でも「insomnia」(不眠症)というのがあった。世界には全く睡眠しない人もいるようだが、それは病気かあるいは特殊な体質の持ち主で、人は眠らないと体力が保てない。

夜睡眠をするということは正常な新陳代謝を行う原動力になり、不眠は種々の病気を引き起こす。一つは肝臓が悪くなることで、一つは癌の発症の惧れがあることだ。

男性の芸能人に癌が大いにはこの正常な睡眠を取っていないのと関係があるように思えて仕方がない。

太陽が沈みその影響が減少し、全ての臓器を休めることで新陳代謝が行われる。だが睡眠が太陽のある時に行っても新陳代謝が行われないと人は死亡してしまうので、何とか新陳代謝は行おうと身体は努力する。そんな時新陳代謝が正常に行えないことも時々あり、アポトーシスしない旧細胞が生き残る。これが癌の元になるのだ。

また眠らないと翌日体がだるく何をする気力も減衰するのは誰もが経験することだろう。この不眠を解消する方策は古今東西色んな人が考え、書物にもなっている。

ヒルティは「眠れぬ夜のために」という本を書いた。だがこれは折角起きているのだからキリスト教のことをもっと考えろと言っている内容で、どうしたら眠れるかを伝授したものではない。

かく言う私も眠れない時が時たまあり、そんな時にはある手段を講じるのだが、それはここのテーマではないので、またにする。

我々はどこから来たのか。人類の祖先は海洋生物であったという証拠がない説があるが、証拠がなければ単なる仮説で信じるには足りない。

だが生を受けまだ動けもしない時、我々を育んでくれたのは母のお腹であるのは証拠もあるし、これは事実である。我々は母のお腹の中から来たのだ。

お母さんは子供をお中の中に持っていても動く。そうするとお腹の中の赤ん坊はそれに連れて揺れるだろう。

生まれ出るころになると運動もして時々お母さんのお腹を蹴ることもある。赤ん坊は受精した時から生きているのだ。

だから西洋式の満年齢より数え年が生物学的には適切だと言わざるを得ない。明治になって何でも西洋に依拠するようになったが、その態度は改めなければならない。

さてお母さんは動き赤ん坊は揺らせれるのが常になっているので、生まれた子供にはその記憶と影響が残っている。

赤ん坊はほとんどの時間寝ている。心地よく寝るというのは揺らされている環境下で発生すると考えても良いだろう。

もちろん揺らせれなければ眠れないとそれこそ不眠症になるので、動物は眠れるように体ができている。

だが揺らせれると人は睡眠を取りやすい。電車に揺られると寝たくなるのは誰もが経験していることで、特に飲酒すると寝て電車の終着駅まで乗り過ごしたという人もいるはずだ。

揺りかごは子供の睡眠を助ける道具だ。子供はお母さんのお腹の中で身に付いた経験を活かし、揺りかごで寝るのだろう。

では揺りかご機を作ったらどうだろうか。ハンモックのようなものではなく、ベッドが30分くらい揺れるようにするのだ。

私は寡聞にしてこんなベッドを見たこともないし、聞いたことすらない。フランスベッド辺りが作らないかと注意しているが、そんな発明はまだない。

私は睡眠の達人であるからどこでもいつでも眠ることができるが、不眠症の人の悩みは深いだろう。

そんな人にクレイドルベッド(揺りかごベッド)など如何だろうか。30分も揺られれば眠りがやってくると思うが、それでも足りなければ手動式でもう30分揺する機構を作動させ続ける。

そして人は不眠症から解放され、フランスベッドは大儲けできる。昨日の夜も私はぐっすり眠った。快適な睡眠から覚めるとこんな馬鹿らしい珍発明をした。

酒巻 修平

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