安倍政権はどうして中国と友好的に振る舞うのか

 この命題を解くためには彼の外交上の活動を検討すれば分析は内部の者でなくても可能なような気がする。

 安倍首相はアメリカ、ロシア、イギリス、イランの各首脳とも友好的な関係を結んでいる。

 それが吉と出るか凶と出るかは相手次第だ。ロシアは安倍氏の態度に対して単に反応しているだけであろう。

 もともとロシア人裏切り者が多い。政府要人も例外ではない。日ロ中立条約があったにもかかわらず、日本の敗戦の色が濃くなった時に突然参戦して、日本を裏切り、たいして戦いもせず漁夫の利を得た。

 ただプーチンは安倍氏あるいは可能性として日本国、日本国民を嫌ってはいないだろう。

 だがそれがプーチンの政治活動に影響を及ぼすことはない。ロシア人とはそういう民族なのだ。安倍氏との会談でいかにも北方領土を返還する機運があるように話すが、安倍氏と別れるとそんなことは忘れてしまうのだ。

 ロシア人の血の中には裏切りという要素が含まれ、味方であれ、友好国であれ絶えず自己の利益のためには裏切るという大きな可能性を秘めている。

 イスラム教徒の国であるイランがどのように安倍氏や日本のことを考えているかは分からない。イランとの交流の歴史も知らないし、これは評論できない。

 もちろんアメリカ大統領のトランプとは心の本当の交流があるのではないか。アメリカはロシアと違って友達を大切にする。

 アメリカ人とビジネスをするときのキーワードは「FRIEND」だ。少し長い取引関係が続くと担当者同士はfriend、友達になる。

 3.11の大災害の時アメリカが取った救済作戦の名前にも「友達」という言葉が使われていたと記憶する。

 中国はどうか。中国とアメリカは徹底的に反発し合っている。中国人には要らぬプライドがあり、それがアメリカと友好的に接することができない原因になっている。

 バラク・オバマの失政により中国の海洋進出を許してしまった。激動の時代にあってオバマは最近になく無能な政治家であった。ノーベル平和賞という意味も少ない栄誉を得たのが悪いのか、中国人やイスラム教徒の精神を読むことができなかった。

 そう考えると日本が友好国としてアメリカに心を許すのは自然の流れではないか。敵対した戦争ではアメリカは日本を忌み嫌い徹底的に破壊したが、日本が手を上げると一転友好国になった。

 日本では今安倍晋三氏が頭一つ以上出てまさに政治をリードしている。日本や日本国民をリードしているかと問われれば異論は沢山あるが、一所懸命仕事はしている。

 これら安倍氏の活動を分析すると一つの大きなキーワードが浮かび上がる。彼は人恋しく、反発しない人とは誰とでも仲良くしたいのだ。総裁選で対立した石破氏を閣僚にしたのはそんな精神の現れだ。

だが石破氏はそれでも安倍氏に対抗した方策を色々取ったのだろう、閑職に追われた。もう石破氏の首相の可能性はなくなった。それは彼の顔つきで分かる。最近は柔和すぎる。戦いをする気持ちがなくなったのが顔に出ている。石破氏も裏切りを沢山した。

安倍氏がそんな行動をするのは彼が祖先から受け継いだ性格に基づいているだろうし、その性格に沿って行う行動も規制している。

 中国がアメリカに虐められて困っていると助けたくなった。そんな精神がどこかにあって中国と差しさわりのない限り中国を精神的にも支えようとした。

 習近平の性格は知らないが、政治上の理由からも安倍の支えをよりどころにして今四面楚歌の中国は日本を頼りにしている。

 だからコロナウイルスでも中国を完全に封じ込めることをしなかったのだ。これは国民の命を危うくする行動だが、中国はこれに感謝をするか、あるいはすぐに忘れてしまうか、5年もすれば分かるだろう。

 安倍氏はかつての政治家が行ったのとは比べものにならないほど、外遊をしている。それは仕事だが、そのまま私は尊重しない。

 安倍氏はそのように友達を作るための活動が好きなのだ。健康を害してでも日本のために尽くすという気持ちもないではないだろうが、ただただ友人を作るのが好きなのだ。

 医師でも正月以外休まないという人がいる。その人は医療行為が好きなのだ。それでないとそんなことはしない。

 各国の首脳たちは安倍氏の行動を不思議に思い、理解できない人がほとんどだろう。トランプはビジネスマンだから、もしかしたら理解できるかも知れないが、政治が専門の政治家には理解できない行動だ。

 政治評論家は活動の事実関係だけから安倍氏の活動を評論するが、そこには人の精神というものが要素として入っていない。

 何兆円もの投資資金を負かされた人の妻がある日、重病に罹った。そんな時は積極的な投資はできないだろう。すべて人は精神のあり方により行動するのだ。行動の切っ掛けはあるだろうが、それは単なる引き金に過ぎない。

 安倍氏の不正と言われている事案もこのように分析すると分かり易い。桜を見る会も土地の払い下げの対象になった人物との交流もこんな観点からは簡単に割り出せる。

酒巻 修平

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