インフルエンザと新型肺炎

 昨年の一月、インフルエンザで死亡した人の数は1685人らしい。これは月だけの数で、計算上、一日に平均54人の人が亡くなっている勘定になる。

 一月はインフルエンザが最も流行する月だが、年間でも3000人以上の人が亡くなっているのだ。

 統計上1950年から昨年まで年間死亡者数が100人を切った年はわずか1年だけ。1994年の65人。これが最低で最高は1967年の7735人で、罹患数はこれの10倍くらいになるのだろうか。

 インフルエンザに罹患して、その後肺炎を起こし死亡した人はこの中に入っていないので、それを加えると間接的な死亡数はもっと多いと推定される。

 今回のウイルスは肺炎を引き起こす。だから肺炎というのは症状として捉えた方が分かり易いだろう。

 肺炎の主たる原因は肺炎球菌であるが、中にはこのようにもっと微小なウイルスが原因で起きる肺炎もある。要するに肺炎の原因菌は様々なのだ。

 従って肺炎の予防接種は効果が少ないという理論が成り立つ。だから私は費用が高いし、大きな効果が期待できない予防接種は受けない。

 さて今回の新型肺炎であるが、今のところ死亡者数は小さい。ところがこれが風評被害というものか、経済は落ち込むと予想される。

 中国は勿論、韓国、日本、シンガポールなどアジアの国は言うに及ばず、アメリカも怪しいとの観測が世界中を駆け巡っている。

 しかしインフルエンザと比較すると死亡者数は圧倒的に少ない。あまり騒いで世の中の動きが停滞するのも良くないと思う。

 だがどうもこのウイルスは奇妙だ。子供の死亡者はいないというし、高齢者ばかりが主に犠牲者になる。

 考えればはしかと同じようだ。はしかも大人になってから罹ると命に係わると言われている。それと良く似ている。

 噂によればこのウイルスは人為的に生成したものだと言うが、それも可能性としては捨てきれない。

 それにインフルエンザと比較して死亡率が高くないのに、大騒ぎをするのは政治的な陰謀のような気もする。

 人が怖れているのはその感染性だろう。だが普通の風邪と比べてどうか。風邪が流行ると一家全員が風邪だったりするし、風邪で死亡する人だっている。

 特に高齢者は「風邪は万病の元」と言って怖れ、風邪を引かないように注意するではないか。

 インフルエンザや風邪と比較してそう恐ろしい病気ではないのに、どうして国中が騒ぐのだろう。

 それは心理的なもので、人は未知の物に恐怖感を抱くものだ。この新型肺炎は新型で、その流行始原が生物兵器であるとか、こうもりを食べた人から伝染が始まったとか、幽霊が怖いのと同じ精神状態が引き起こした社会現象と見ても良い。

 インフルエンザはタミフルという薬ができてから、人はあまり怖れなくなったが、これは怖い病気だ。

 その前はどのような心構えで人は寒い時期を過ごしていたのだろうか。風邪は流行るし、人はさぞかし怖かったと思うが、私などは何も考えなかった。

 統計を調べてみて初めてインフルエンザがそんなに怖い病気だと気が付いたくらいだ。

 この新型肺炎は風邪だと思えば良い。だが風邪に効果のある薬剤はまだない。この肺炎にも効く薬はない。同じだ。

 私は子供のころ2回も肺炎に罹っているが、その記憶はないし、この肺炎の怖さを信じていない。

 私は事実だけを見ている。この肺炎はたいしたやつじゃない。4月にでもなれば流行も下火になるだろう。オリンピックはやれば良い。一番大切なのは事実を知ることだ。

酒巻 修平

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