風邪と玉子酒

 風邪を引いたのか或いはひょっとしたら今はやりの新型肺炎を罹患したのか、一昨日の昼頃から熱が出だして、すぐ寝たが一時37.9度まで熱が上がった。

 それでウイルスか菌を殺そうと考えて布団をたくさん来て、食事もしないで一日中寝ていた。

 食事をしないのは菌を兵糧攻めにしようと思ったからだ、布団をたくさん掛けるのは菌が熱に弱いと知っている作戦である。

 この戦法で過去何度も風邪を治したころがある。最短時間、平均一晩くらいで直る。

 だが熱が出ていないとこの作戦は取れない。36度代ならちょっと難しい。38度になれば大体作戦は成功する。

 昨日は食事前には36.6~36.9度くらいだったし、もういつもの作戦では効果がないと思っていた。長引くのも嫌なだし、体も辛くない。

 ふと思い出して昔からの言い伝えを試そうかと考えた。玉子酒である。しかし生卵と酒を混ぜるのは気持ちが悪いので、酒だけを飲むことにした。

 でも酒は少量にして普通に食事をしたら眠くなってきたので、ロッキングチエアーで横になったら眠ってしまった。

 1時間ほどして目が覚めると体調が変化していた。いつものようで、酒を飲む前とは違ってすっきりとしている。

 体温を測ると36.1度。だいたい平熱だった。そこでしばらく仕事をしてから寝た。

 今日読む本は翻訳物の「未解決事件」というものだ。3件の未解決事件の顛末を書いたものだが、被害者の不幸を考えなければ面白い。

 アメリカという国の社会がいかに歪か分かるし、異常者は何処にでもいるが、日本でもこれから増加するだろうと感想を持ちながら読んでいた。

 そのうち本を手にしながら眠ってしまった。朝起きると体は正常。熱はやはり36.1度だった。

 今日は声楽の練習をする予定だったが、昨日キャンセルしてある。キャンセルを取り消そうかとも考えたが、練習相手の都合もあるだろうからと、それは諦めた。

 それにしても酒は効くのだなと思った。酒は百薬の長と言われているが、酒が菌に強いのは全身の血行が良くなるからだそうで、この作戦は今後も上手く活用しようと考えている。

 もし昨日医者に行ったらどうなっていたのかと想像してみた。もしかしたら新型肺炎を疑われ診察拒否ということも考えられる。

 診察してもらっても、抗生物質を処方して多分喉の薬を出してくれるくらいだろう。またもや医学の無能力さと同時に民間療法を無視してはいけないことを思い知らされた。

 これは医師の責任ではない。人(勿論他の生物も含む)の体の機構や作用があまりに未知だからだ。

 体(脳か)がどうして体に侵入した菌を認識できるのか。そうするとどのようにそれを処理、すなわち免疫物質を放出して菌を殺傷するのか。

 免疫物質は菌がいるであろう肺から放出されるのか、それとも免疫物質を出す独立器官があるのか、医学はまったく分かっていない。

 分かっても今度はそれを人為的にどのようにコントロールできるのか。今医学が病気を治すことができるのは虫歯や骨折くらいだろう。

 医学は全て人の体の病気を治す機能に頼っている。そして基本的な人の体の機構、特に脳の働きの研究をしている学者もいない。

 医師は医師として最大限利用したいが、民間療法も迷信以外は役に立つ。また人の体が脳によって制御されているとすれば、その脳を人為的に制御すれば良いわけで、それができるのが催眠術だろう。

 医学は天狗にならないで、謙虚に他者の意見を尊重し、民間療法でも取り入れるべきだ。

 私はぎっくり腰、寝違い、捻挫を2,30分で治せる。医師は1週間掛かるしコルセットやギブスを嵌めさせ、松葉杖を与えて、ひたすら体が回復機能を使って治すのを待つだけだ。

 私の不整脈も絶対に治らないだろう。治す努力もしてもらえない。それは治す薬がないからで、外科的な治療は危険が孕む。真剣に催眠術師を探そうかと思っている。

酒巻 修平

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