医師、弁護士など各専門家の短所と関わり方

本題を考察する前に現状の日本が抱える問題を追及しなければならない。これは案外隠れていて、根強くそして確実に日本という国と国民を蝕んでいく。

特に社会の上部に位置する上級職がその病に罹患すると社会のレベルは確実に低下するだろう。だがそんな中でもそんな病から離れている人もいるので、我々はそんな人を見つけ出し、その人たちに仕事をしてもらうべきだと考える。

そのような努力をすることにより我々はより良い美味しい生活をすることが可能になり、精神も安らかになるだろう。では行ってみよう。

根本的な日本の欠点は人が思考ではなく、記憶で物事を処理することで、それは官僚、政治家、特に文部科学省の行政方針の間違いからきている。

昨今のコンピューターの発達、使用法の改善によりその傾向に拍車が掛かり、我々の将来には大きな黒雲が掛かっていると言わなければならない。コンピューターは我々から思考するという作用を奪ってしまう。

1.医師

何と言ってもこれほど難しい職業はないだろう。人の体がどのように動いているか、その研究している人が少なく、解明が全くされていない。

それはそうだ。その解明には極めて多大な労力と時間が掛かり、長く不毛な期間は長い。研究者には資金が割り当てられない。おそらく100年単位の研究が必要だろうし、極めて優秀な人が生涯研究に没頭するだけの資金の裏付けが必要だ。

医師は病気がどのようにして発生するか未知の中で職務を遂行しなければならない。病気は原因で症状は結果であるのに、研究はすぐに成果の出る症状の改善を目指したものでしかない。

すなわち人の体の研究や処理を下流から始めて、だんだん上流の病気の方向に向かうが、下流の状態は目に見えていることも多いし、測定も可能だ。一方病気の機序の解明は人の体の作用がとてつもなく巧妙にそして複雑になされていることと関係は深く、だから困難あるいは現状不可能である。

そんな状態のもとで医師は仕事をする。皮肉な観点から医師を評価すると医師という職業に従事する人は本当の意味で誠実であってはならないということだ。

医師になるには難しい大学の入学試験に合格しなければならない。一定の寄付をすれば無条件の合格させてくれる大学もあるが、例外である。

日本の大学の試験は記憶の多さを主に問うもので、そこでは思考という人の脳の最も重要な作用は軽んじられている。

だから有名大学や医学部を卒業したて人は主として記憶に頼った仕事をする。そして思考能力は薄れていく。何故なら人の体は使うところを充実させ、使用しない部分を退化させるようにできているからだ。

私が受験した大学の入学試験にも「中国とソ連の正式名称を記せ」というものがあった。こんなことを記憶していても実際の仕事には何の利益もない。調べればすぐに分る。コロンブスがアメリカ大陸を発見したのは何年かというのも同様だ。

だから医師は病気の根本原因を探る努力をせず、症状の改善に邁進する。診断は機械に任せ、症状の軽減は医薬品を投与して仕事は終わりだ。

たまたま原因が発見された病原菌による病気はその治療法が確立されているものが多いというのはこの現状を示している顕著な例だ。しかしウイルスという超微小体に対してはまだ治療が不可能な病気が大半である。病原菌がどのように人の細胞に悪影響を与えているか、人の細胞はどうして、何故それに攻撃されて敗北するかの論理的、実体的な考察は進んでいない。

医師も生活するための資金を仕事から得なければならない。人は本性としてできるだけ豊かな生活を送りたいものだから、医師という職業を選んだ側面がある。これは許せる。能力の高い人は収入も高くなければ社会は発展しないからだ。

だが収入をより多くするため、個人営業の医師は訪れた人に病気がなくても病気と称し、その客を患者として固定客にすることが多い。

大きな病院でも最近は営業成績が振るわず、医師にそのような振る舞うことを暗に奨励することもある。

ある大病院では待ち時間を失くすため高額の金を徴収して患者のニーズに合わせている。これは許せる。それは医療行為とは関係がなく、患者もそれを認めて金を支払うからだ。

私はかつて痛風と診断されたことがあった。同じ医師は別の機会に糖尿病と嘘の診断をしたが疑わしく、私はその診断結果を受け入れなかった。今もそんな病気の症状は全く見えない。

最近では肺炎と二回も診断されたがそれも虚構だと結論付けている。多分その小病院が設置したCTスキャンの使用料を稼ぎたかったのだと思う。その病院はもう行かなくした。

二軒の眼科では緑内障、白内障と診断され即時の手術を提案されたが、馬鹿らしくて止めた。初診料の無駄だった。

櫨(漆科の樹木)の樹液が皮膚に付着してかぶれたので皮膚科に診断を乞うた。もう意地悪くなっている私はその事実を医師に告げず、診断をさせたら老化が原因だとされた。医師をテストしたのである。

そんな医師は病人の体を痛める。だがそんなに心配することはないかもしれない。人の体には備わった治癒力があるので、放置しても治ってしまう。ゆめゆめそんな医師が処方した薬を飲まないよう注意して欲しい。

だがまともな医師も大勢いる。その人たちは原因が分からないとはっきりと正直に患者に告げる。推定される病気の症状に効果があると想像して試しに薬を処方しながら様子を見るのも一つの方法だろう。

平均的に観察すると駄目な医師は横柄で敬語を使わない。こんな医師に出会ったら診断を中断させ、その医院を退去する勇気を持てれば良いのだが、なかなかそこまでの勇気は持ち得ない。

棕櫚が医院の前に植えてあるのも危険信号だ。古い知識を基に医療行為をしている可能性が高い。

症状を見逃す医師、発見できても専門外だとして専門の医師の診断を勧めない医師、休診日の多い医院、総合内科なのに予約制で予約のない患者は診断しない医師。重大な性格の欠陥、欠点を持つ医師、医院は避けなければならない。だが10人に一人は優秀で良い医師である。そんな医師を見つける努力が必要だ。一時医療難民になっても仕方がない。

大きな病気に罹れば資金があればアメリカに渡って治療をするのも解決方法の一つだ。翻訳本を読むとなるほどと納得できる考えと施術をしている医師がいる。

中国人が日本で治療を受けたいと考えるように、日本人はアメリカで治療を受けることを勧める。日本と違い、アメリカでは記憶ではなく、思考で物事を処理する人も多い。

2. 弁護士

司法試験は極めて難しい試験であるが、最近その傾向が変わった。大学院を出なければ司法試験の受験資格がないらしい。

反対に考えると大学院さえ出ていれば司法試験は前と比べて簡単になったということだ。今の若い弁護士には無能な人も多い。

いくら試験が記憶量の多寡を問うものだとしても、やはりその中では記憶量の多い人は頭が良いと思わざるを得ない。

だがやはりこの試験に合格した人は物を考えず、記憶で全てを処理する。ある事態の法的解釈をすることが専門のこの人たちは確かに一定の解釈能力を有している。しかし係争事案では相手を攻撃する材料の発見にはあまり能力を発しない。

裁判官すなわち判事は司法試験合格者の中でも優秀な人たちである。判事が書く判決文などの文章が簡潔でなお充分である。

司法関係の人の能力を判断するのは文章力を見れば良い。特に苦労して司法試験に合格した弁護士の書く文章は稚拙なものが多いし、抜けているところ、計算間違いも多い。だから弁護士は必要以上に文章に拘る。

自分たちが社会の上層部にあると錯覚し、自らを先生と呼び合う。顧客の話しに真剣に耳を傾けることもなく、自身の意見ややり方を押し付ける人も多く、注意を要する。

弁護士という職業は中途半端に陥り易く依頼者はその点の注意を怠ってはならない。裁判においてはいくらこちら側の主張が正しくても裁判官である判事が正しくないと判断すれば負けるものだ。それを弁護士は知らないか、重大に考えない向きが多い。

特に東京地方裁判所の判事は優秀で物の真実を発見する能力に長けている。それは判事になると考えさせられることが多く、自然に思考能力が備わるからだ。

だが地方の裁判所の判事は出来が悪いことが多い。裁判では敗訴すると思う人は東京地方裁判所ではなく、少し離れた裁判所で裁判するのが良いかもしれない。

間違って判事がこちらに有利な判決をもたらしてくれる可能性がある。そしてそんな事例も多い。

3.  公認会計士、税理士

私はあまり優秀な会計士、税理士に会ったことがない。ほとんどの人が会社の税理あるいは会計が何を求めているのかを理解できない。

もちろん彼らは記憶を基として試験に合格しているので、ほとんどの人が思考能力を失っている。

報酬は会社から支払われるのに税務署側に立った決算書、税務申告書の作成を心掛け、それを会社側に押し付ける。

それは税務署に顔を売る、あるいは仕事を簡単にする意向の表れで、会社側に取っては不利益である。税務署(実は財務省だろう)は不公平で半分騙しのテクニックを擁し、国民のことを考えずに税取り立ての方法を考える。都合が悪くなればその制度の変更を考える。

あるいは国民のために立法、施行された税制は無視し、公表するのをできるだが差し控える態度が見える。本来の税理士や会計士の役割はそんな制度の活用や半分騙しのような税の制度の穴を見つけて会社に知らせることだろうが、そんな税理士はあまりいない。

会社の経営資料を作るのが決算書であるはずだ。それは単なる形式ではなく本当の意味で会社に役立たせなければならないが、本来的な意味を追求する税理士、会計士は少ない。

税理士は税務に関する仕事がメインになるが、名前は兎も角本来の仕事は経営資料の一部を提示することにある。それができていない。

例えばある税理士事務所の応接間がいくつもあるので、その役割を訊いてみると「客商売なのでそんな体裁も整えなければならない」という応えが返ってくる。ではその賃料の仕分け科目を追って訪ねると「当然、賃借料だ」と返答するだろう。

だが客への体裁のために必要以上の応接間を作り家賃を支払うのであれば、それは宣伝広告費ではないかと考える。

その私の疑問に対する返答はない。アメリカの会計システムは真の目的を反映する経営資料を作る。だから当然私の考えが採用されると考えられる。

だがそんなことを会計士事務所は無視する。そうすると宣伝広告費の掛け方が過剰だという資料が出てこない。こんなことはどんな科目にもあるはずで、それを是正しようとしているのがアメリカの会計システムだと理解している。

税務調査の場面で税務官がおかしな質問をすれば書かせれば良いのだが、かれらは何か不都合が起こるのではないかとまずそんな質問を発したことを書いて渡さない。

こちらは税務調査に協力しているのであるから、税務調査側もこちらに協力する義務が生じる。だがそれを無視するのだ。そんな時は本庁に電話をして調査官の変更を要求すれば良い。だが税理士などはそんなことを推奨しない。

できるだけ風波が立たない処理をしたいのだが、不誠実な税務署の要求には断固たる態度を貫かなければならない。脱税をしていなければそれは可能だ。

私はある銀行の役職の人から決算書は経営者の意見であり、真実は別にあると言われた。決算書の数字には融通性があるので、その人の言っていることは正鵠を打っている。意見であるなら、数字にはバラエティがあるのにそれを頑固な税理士は理解できない。

実力のある税理士、会計士はほとんどいないが、でもいる。それを発掘するのも経営者の役目だろう。

4.   司法書士、行政書士、公証人

この職業は決められた手順で決められた書式の書類を作成、提出する仕事である。だからこの人たちに能力が足りない人はあまりいない。

ある程度はこの人たちに任せて不都合はないと思われる。

5.   コンサルタント

出来の良いコンサルタントは探すのが極めて難しい。コンサルタントは経営者などの指南役、軍師であるべきだが、経営者のご機嫌を取るだけで馬鹿高い報酬をせしめる人もいる。

コンサルタントを持つことによる被害が後を絶たないのに、それを止めない経営者も多い。ましてそんなコンサルタントを取締役にすると被害は計り知れない。会社は倒産の危機に瀕するだろう。

だが当然良好なコンサルタントも存在する。コンサルタントは広範な知識、情報を基に深い洞察力を持ち、会社の実情を分析しなければならない。

そんなことができる人がコンサルタントになるだろうか。もっと収入が多い職業を選ぶだろう。

だがある程度年齢を重ねた人は長時間重労働を避け、コンサルタントになるかもしれない。そんな人の誠実で真摯な意見は聞くに値することも多い。

6.   美容師、リフォーム、エステ

新しく開業した人は必死に仕事をするが、客はまだ少ない。これは客に取っては有難い状況だ。例えば水道のパッキンの交換にしても現在一番安いのは1000円くらいで、それでも業者は利益が出る。ところが大手では料金は電話では言わない。現場を見てから見積もりしますと言う。これは半分騙しと考えて良い。そんなところは電話受付専門のスタッフの女性が応対する。

作業員は会社から指示を受けていて、たかだかパッキンの交換で12000円も見積もり、要求するのだ。これは客の心理を悪用するやり方で、緊急性があるので、客はそんな料金を了承してしまう。

鍵を失くした時は悲惨だ。鍵を作るにはその危険性を考えて特別の許可を取らなければならないという事情もあり、15分くらいの作業で高いところは80000円などと要求する。

必ず事前に費用を確認してから依頼をしなければならない。あるいはその緊急性を回避する手段を講じておいて高額過ぎる見積もりを受けるのを止める態度を貫くべきだ。

総合して言えることは業者側がいかに客の満足を最初に考えるかどうかだ。まず金儲けがあり、そしてできるだけコストを掛けないで仕事をやる業者とは絶対取引をしてはならない。

7.   書店、造園業、時計修理、写真館、レストラン

極めてマニアックな性格をした人が選ぶ職業で、そこでは技術が何より優先する。書店では店に置く書籍を選ぶのは店主で、その店主の個性によって店の特徴が醸し出される。個性の強い客は自分の個性に合う書店を選ぶことによってビジネスが成り立つ。

これらの職業では技術が何より優先する。技術者の性格は狷介から優しいまで様々でその人たちの性格をあまり吟味しても意味がない。良い仕事をして自分自身が満足することが客の満足に繋がる。それが仕事のやり方で、そうでなければ仕事を受けない人も多い。

だから客が業者を選ぶより業者が客を選ぶという傾向が強い。業者は理論より結果を重視する。

デジタル的とアナログ的なアプローチはどちらが優れているかということは一概に言えないが、少なくてもアナログはデジタルの総合であるのは間違いない。

8.   芸術教師

芸術は一世一代のものであり、芸術家が死亡すれば持っている芸術も消滅する。だからダビンチ、ミケランジェロ、バッハ、ガウディ、カルーソー、王義之、歌麿、運慶の芸術は消滅した。だがその芸術を駆使した作品は残る。

それを分かっているので、芸術家は弟子を取りたい。弟子は師匠の教えに従って芸術を受け継ぐが大概は師匠には及ばない。

辛うじて続いたのはソクラテス、プラトン、アリストテレスの三代ではないだろうか。師匠の教授法が高すぎたのか弟子の能力が低かったのか、もう真実は分からなくなっているが、師匠の教え方が弟子に合わないと弟子の芸術は小さくなるだろう。

言えることは師匠の教え方が上手くなければならないということだ。師匠の芸術がいくら高くても弟子にその一部でも伝えないと師匠の芸術は本当に消えてしまう。

現在そんな芸術を教えるところは数限りなく存在するが、まず教師自身の芸術が低いことが見える。そうであれば教師の芸術の全部を伝えられたとしても芸術性が低いことは否めない。

絵画、音楽、書道の教室は多いが、その中で本当に芸術を伝えようとしているところはないに等しい。それではもはや芸術ではなく、芸術を媒体にしたレクリエーションだろう。

そんなレクリエーションをしたい人はそんなことを実行する教室を選ばなければならない。これはすでに知られているだろう。ここで詳しく書く意味合いはない。

だが本当に芸術を志す人はまず教師を選ぶところから出発しなければならない。だが教師の芸術がどれくらいか評価するにも習う人の能力を要する。あるいは評判を聞いてそんな教師に習うか。とにかく芸術性が高く、そして教えることが上手である人を生徒は選ばなければならない。

9.   社長

これまた極めて困難な職業だ。ここに書くことは社員の立場から見たもので、社長からの観点ではないが、社長がどのようなことに力点を置き経営をしているかは社員に直接関係がある。

会社や組織を運営していく上で社長が重要視しなければならない点は社会の変遷によって変わる。江戸時代には多分一番大切なことは精一杯の働きであっただろうが、社会が目まぐるしく変化する現在、そんなことだけでは会社や組織は守れない。

そこには社会の変化に対応する組織を構築する必要があるだろうし、社長自身もそんな能力がないといずれ会社は危機に瀕するだろう。

経営の実態については項を改めるが、私が聞いた範囲では社員が賞賛する社長は一人しかいなかった。

必要なのは会社の利益、分配、そして環境整備である。それを維持するには少なくても近い未来を予想し、それに合わせて会社の態勢を整えることが要請される。

高い利益を会社が得るには社員の協力がもちろん必要だ。だがそんな良い社員を採用するのは高い利益を得ていなければならない。これでは堂々巡りだ。だkら社長は会社設立当初万能を要求される。

10. 取引先

取引先のうちでも仕入先が特に重要である。顧客は商品があれば獲得することが比較的容易だが、仕入先はそうはいかない。

良い商品持っていても会社自身の誠実度やこちらの会社の規模などを考慮すれば商品の良し悪しだけの観点で仕入先を選定するのには疑問がある。

仕入先の利益が多すぎるとこちらの利益は総体的に減少する。そして仕入先の利益が薄すぎると取引は長続きしない。そこには得も言えぬ阿吽の呼吸があって互いが利益を貪らない誠実さが必要である。

規模が似ている会社は不思議とこちらにも利益をもたらし、規模の違いが大きすぎると取引をある程度の金額で取引を継続するのに困難が生じる。

取引先が賢明に努力しているとその好影響がこちらにも伝播してくるものだ。そしてこちらも努力を惜しまず相手の利益が大きくなるように努力する必要がある。

11. 不動産仲介

大手でも不動産の仕入れが強い会社と売ることに長けている会社がある。不動産の売買は金額も大きいことだから、その会社の特徴を良く調べながら取引する会社を選ばなくてはならない。

今はネットでどんな物件も検索できるがそうでない場合も多い。その会社が自社で保持する在庫として不動産を紹介することもあるので、例外はどんな場合も存在する。

不動産仲介業社で働く人は歩合制で働くことが多いので、客に当該不動産の欠点を隠し、自分の成績の向上を図る人も多い。項目を定めてチェックしてそんな情報不足を補う必要があるのではないだろうか。

以下次項

酒巻 修平

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