風邪(新型肺炎を含む)の治し方

 風邪、インフルエンザ、新型肺炎はウイルスが引き起こす病気である。そのうち治療薬があるのはインフルエンザに対するタミフルや類似の薬剤だけのようだ。

 一般的な風邪に対して効果のある治療薬は一切ない。民間療法でも葛湯、玉子酒、ビタミンC、はちみつなどあるが、これらは全て人の免疫機構に頼るもので直接風邪ウイルスを退治するものではない。

 人は長い間風邪に苦しめられてきた。当然有効な方法を模索してきたが、全て失敗に終わっている。

 その原因の一つは風邪で直接死亡する人が少ないということもあるだろう。安静にして栄養価の高い物を食べていれば1~2週間で自然治癒してしまうので真剣にはなれないからだ。

 もし免疫機能が極めて高い人がいるとすればその人は風邪を引かないだろう。そんな人はいるのだろうか。

 それがいるのだ。もちろん私の経験の範囲内のことだが、それは知能が低い人だ。知能が低いというのは語弊があるが、一般的にIQが低いと定義しておく。

ただIQが低すぎると却って非凡な才能をどこかで発揮することも多く、その人を知能が低いとは言えない。

山下清氏はその典型的な例だが、その他私が聞いた話しでは片足を挙げた白鷺だけしか描けない人、鮭を咥えた熊の彫刻だけを掘って暮らす人などある。

私の回りを見渡すと酒の配達を自転車でするおじさんがいる。ある酒場で飲んでいるとそのおじさんがやってきて、先ず天気予報をして「毎度」と言いながら酒を置き、その人も一杯引っかけていく。

誰もがその人を好いていて、人気者だ。馬券を買うことを勧め、たまに当てる。その人は生まれてから一度も風邪を引いたことがない。風邪という言葉も知らない。

医学が進歩をしたと言っても一部だけだ。手術、細菌性の病気の治癒などで、一般的な病気は人の持つ治癒能力に依存しているだけだ。

私は喘息だがこれは直らない。ただグラクソ・スミスクラインという英国の医薬品メーカーが発売している抗炎症剤を吸入すると症状が治まるし、常用すると一切症状は出ない。

だがこれは病気の治癒ではない。症状の軽減あるいは消滅である。体の機構がどのように制御されているかを医学やその他の学問はまだ解明できていない。

 解明できていないどころか、脳の働きさえ突っ込んだ研究がされていないのが、現状だ。あまりにも複雑で難解であるからだ。

 ウイルス感染を含み病気がどのように始まるか、各器官や筋肉、神経系、或いは骨の状況の悪化が原因なのか、或いは脳のコントロールが失われたのか、体全体の制御は脳が担っていることから考えると主体は脳に違いない。

 風邪を起こさせるウイルスを死滅させることができれば風邪はすぐに治る。ではウイルスの弱点はなんなのだろうか。これは実験ですぐ分かる。

 それは熱と適度な水分であるらしい。であれば体を温めれば良いし、適度な水分を体に与えれば効果的だろう。

 そんな理屈で風邪を引いた時、私は家にあるだけの布団を掛け、体を温めることと温度の高い水分を摂取することにしている。これは現実に効果があった。

 後は体の免疫機構を強化することだ。これは難しい。至って精神的な点が強く、どのような精神を持てば良いのか、さっぱり分からない。

 だが一つ考えられることがある。それはプラセボ効果だ。病院に行く最大の目的は薬を処方してもらうことではなく、このプラセボ効果を高めることにあると考える。

 そういう意味では信頼性はあるが優しい医師に診断してもらい、薬を処方してもらうことだろう。薬は風邪のウイルスには効果がないが、これも飲むという行為でプラセボ効果を高める作用が見込める。

 権威的で威張っている医師には行ってはならない。そういう人が良いと思う人は別だが、こんな医師に掛かっても病気は治らないし、お金の無駄使いだ。

 医師の前では血圧が高くなる人がいる。これが逆の意味で典型的なプラセボ効果を示す良い例だ。

 針やお灸の作業はどのようなものであるかは分からない。だが催眠術は効果がありそうだ。精神すなわち脳を初期化して、そこに脳が行わなくてはならないことを命令する。とても効果的だ。

 ホリスティック 、ホメオパシー、加持祈祷、気功、瞑想その他プラセボ効果が期待できる術がいくつかある。風邪を引くとそのような術の厄介になるのは良いかも知れない。

 正統とされる西洋医学はそんな民間療法的なものを顧みないし、馬鹿にする傾向にある。では正統医学が病気を治すことができるかというと出来ない。何故体のことをもう少し研究しないのか。

 医学会は職業組合で人を助ける団体ではない。医師が知識を持っていてもそれを使う方法が分からなければ、その知識は無意味なものだ。それに医師の知識は浅い。

 風邪に罹れば白湯を絶えず飲み、体を出来るだけ温めるのが今のところ最善の方法だろう。医師に診断してもらうのは時間と金の無駄と知るべきだ。

 もっと良いのは日ごろから免疫機能を強化することだ。それには免疫機構を働かせなければならない。手など洗わず、嗽も駄目。体を冷やして多少のウイルスを体に入れる。そうすると免疫機構は働かざるを得ない。

 ただやりすぎると寿命が短くなる恐れがあるので、ほどほどに。医師は風邪を治せないし、癌にならない体を作る方法を教えてくれない。医学は対症療法を施す科学だ。

酒巻 修平

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