血圧高めの人用サプリメント

BSを見ているとサプリメントの広告が数多く出現する。昨日は血圧高めの人用のラクチドペプチドとかラクトウエルとかいうカルピスの製品の宣伝があった。

最高血圧が133とか136とかという数値を挙げて高めの血圧と称している。高血圧としていないところがみそだ。

厚生労働省が高血圧と言っているのは最高血圧が140以上のことである。しかしこれも怪しい。厚労省は時々高血圧の定義を変えているので信用できない。

高血圧とは英語で「hyper tension」と言い、直訳すると過度に高い圧力くらいの意味である。

血液そのものにはもちろん圧力はない。従って「tension」と言うのは血液が血管との間で掛かる相互圧力ということになる。

さらに例えばあなたが血圧を計測した時最高血圧が170になると、高血圧だと思われるが、これも間違いだ。

高血圧とは最高血圧がいつも170を超えてそこから下がらないような状態を指すのだ。

ちなみに重量挙げの選手はバーベルを上げるとき血圧が400にもなる。だが彼は高血圧ではない。

それは彼の欠陥に弾力性があり、強さもあるからだ。人によって血管に強さや弾力性が違う。血圧がいくつあったら危険かというのは人によって違う。だから170以上と言ってもそれは単なる目安に過ぎないです。

逆に低血圧は血液が流れる速度と強さが低いので血栓が太い血管で止まりやすく危険だ。そして医学的な治療法がない。

私の最高血圧の平均は136くらいで、初めて診断を受ける医師が測定すると176くらいになることもある。でも医師はそれを以て高血圧だとは断定しない。

さすがに医師だから高血圧とはどういう状態か知っているのだ。いつか検診会社の本格的な検診を受けた際、血圧で170以上あって、検査をした女性が「高血圧ですね」と私に断定したことがあった。

それで私は「あなたは医師でもないのに、そんな診断をして許されるのか。医師法違反じゃないか」と言ってその検診を途中で止めて帰ったことがあった。こういうのを白衣高血圧と言う。

そのころの厚生省では120以上を高血圧としていた。医師会辺りと癒着があったのだと思う。

さて話しを元に戻すが133とか136、142などは高めの血圧とは言えない。サプリメントのメーカー、カルピス、エイザイ、大正製薬などなどが半分人を騙しているのだ。

彼らが供給するサプリメントにはなんの効果もない。効果のある化学物質も血液中で一定以上の濃度がないと効かないのだ。

そして一定以上の濃度があるくらい化学物質を含有させるには医薬品として許可を得なければならない。それには時間と大きな費用が掛かるので、手っ取り早くサプリメントを売って営業成績を上げているのだ。

そのサプリメントの広告のどこかに小さく、このサプリメントの効果は保障できないと書いてあるので、良く見ると分かる。

そしてその効果を期待できないという注意書きは小さく、すぐに消える。どうして公正委員会が注意を勧告しないのか、どうしてそんな広告が許可されるのか私にはさっぱり分からないが、政治的、経済的な判断があるのだろう。

参考までにほとんどのサプリメントは食品と考えて良い。長年服用すれば効果が出る可能性があるかも知れないが、それは食品と同程度である。

だが飲んでも害はない。だから飲む人は日本経済の活性に役に立つが、自分の健康増進には全く役立たないと考えて、趣味で飲めば良いだろう。

騙しは良くない。もういい加減にしてもらいたい。日本人は嘘をつく人種だ。だから全てを信用して行動すると馬鹿を見る。

酒巻 修平

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