コロナがもたらしたこと

コロナはペストほどではないにしろ、世界経済に大きな災いをもたらした。行政の無策もあって経済は委縮の方向に向かうようでもある。

トヨタがコロナ終息後もリモートワーク政策を継続するとしているのはその表れであろう。しかしトヨタは日本有数の企業であるから、そんな経済を委縮させるような政策を取るべきではない。

それはやがて回りまわって自社の業績を悪化させる可能性が高いと知るべきだ。トヨタは焦っている。自動車に代わる大きなビジネスの柱がないことが積年の課題であったが、模倣体質では課題は実を結ばないだろう。

それはともかく企業は経費節減に血眼になっている様子が見て取れる。だがこれも天に唾する行為に他ならない。

新しいビジネスを発掘するのが難しい現在、経費節減は企業の業績を上向かせる手段の一つであろうが、あまり良い手とは言いにくい。

資金がある程度潤沢であれば企業は積極的に開発行為を行うのが良いだろう。経費の節減には限度がある。だが売上増加は天井がないのを知るべきだ。

コロナはまたコンピューターの有用性を証明してみせた。だがコンピューター使用は社会に有用であると同時に悪い影響も与える。

人の雇用機会を減らすし、何よりルールから外れた行動を許さない。人はコンピューターを使いこなすべきだが、今はどうもコンピューターに振り回されている感が強い。

ルール社会では新しい発想は生まれ難くい。社会に閉塞感をもたらし、それが人の行動を規制するだろう。

菅次期総理大臣はそれを知っているのか、デジタル庁を創設するという意向を示している。賢明な考えだと思う。

コロナは人と人の信頼関係を破壊する。車内でマスクをしないと白い目で見られ、常識がない人だと蔑まれることも多いだろう。マスクの有用性については疑問もあるが、そんな蔑みの行為は人と人を分断することになるだろう。

天災は3.11を初め必ずいつかは起こると覚悟すべきだ。過去にあったのはペスト、インフルエンザ、マラリアなどの病原菌によるものだけではなく、巨大隕石の落下、火山の大噴火、プレートテクニックス、その他。

そんな災害が人間社会を根本から変革した。そして今回のコロナ。過去災害があるごとに社会は発展していったが、コロナではどうだろうか。

行政の担当者やメディアは嘘で固めた情報を垂れ流し、我々はそのことを知った。菅次期総理大臣はその状態をどのように変革できるのか、手腕が問われるところだ。

嘘やはったり、必要な情報の非開示は国民の不信感を買う。政局ばかり気にする議員たちはいずれ国民に見放されるだろう。

これまで誠実なビジネス方針を貫いてきたアマゾン、グーグルも今や転換点に差し掛かっている。アマゾンは売り手に過大な負担を掛け、グーグルはコンピューターによる検索、配置システムの行き詰まりを見た。コンピューターは人の頭脳には勝てないのを発見するのは良いことだ。

それにしても中国は信用ならない国だ。人民も行政の態度を真似て遺憾なビジネス、生活態度を取る人が後を絶たないが、一方彼らは行政の不誠実さを知っている。

共産主義は人の本性にもとる考え方で、有名無実なマルクスやその他の学者が頭だけで作り上げたシステムだ。できるだけ早く退場してもらいたい。

人は物の所有をしたいし、所有がなければ働きもなく、物を大切に扱う心も生まれない。食糧の所有を考えればすぐに分ることだ。食糧を借りて食べるのか。そうするとどのように返還するのか。

コロナによって社会が進歩するか先祖帰りになるか、それは全て人に掛かっている。社会を構築したのは人であり、それを進ませるのも退歩させるのも人である。

酒巻 修平

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