新型コロナ既存薬効果があるか

 相変わらず新聞の一面は新型コロナのことについてである。その検証をしてみよう。

 抗ウイルス薬「レムデシビル」はある種のウイルスの増殖を抑えるのに効果があるのではないかと期待されている治療薬である。効果があるかどうかは人によっても違うだろうし、普遍的に効くかどうか、副作用の有無と重篤性に研究が及んでいる。

 「アビガン」はインフルエンザウイルスに効果がある医薬品である。これも「レムデシビル」同様の効果を期待されているが、インフルエンザウイルスとコロナウイルスの形状が違うため、効果があるかどうかはこれからの治験を待たなければならない。

 それとは別に炎症を抑える「オルベスコ」という喘息治療薬がこの病気に効果があるとされているが、それは「オルベスコ」が対症療法薬であるからだ。

 私は長年喘息に苦しんでいた。気管支拡張剤を服用していたがその時だけ効果があるだけで、その効果は長く持続しない。だから苦しい中1週間くらい飲食もあまりせず寝ているだけだ。

 だが直ってしまうと他の人と同様に運動もできるし、日常生活には何の支障もなかった。だが薬が効かず、一度死にそうになったことがある。

 その時にはまだ若くて体や柔らかく気管や気管支に弾力性があって、命を長らえた。死亡原因は窒息死であるので、それがどれほど苦しいか想像できるというものだ。

 だがイギリスのグラクソ・スミソクライン社の吸入剤が輸入され保険適用になると喘息で死ぬ人は激減して、まともな医師に診断してもらっている人では死亡事例がないと思われる。

 その薬は気管支拡張剤と抗炎症剤で前からあるステロイドの合剤である。気管支を拡張し、さらに炎症を消滅させると約5分で効果が表れ、今まで呼吸が困難だったのが嘘のように消えてしまう。

 この薬剤は予防剤で即効性がないと説明されている。だがそれは医師や研究者の言うことで、実際の患者である私の場合は5分で効果が表れ、あっという間に呼吸困難が解消してしまう。

 今回の新型コロナウイルスによる肺炎にも効果があるとして、「オルベスコ」の使用が試されているが、この「オルベスコ」と私が使用している薬剤は基本的に同じ成分を含み同じ効果があると思われる。

 肺炎に罹患すると器官や気管支に炎症が発生して壁が膨れ上がり呼吸が困難になる。それを防止するために気管支を拡張するのだが、これは即効性があるが炎症は止められない。

 そこで炎症を止めるステロイド剤を薬剤の中に混入するのだ。老人は体も固く気管支も柔軟性を失っているので、気管は拡張しない。だから窒息して死亡する確率が高い。子供や若い人は気管支の弾力性があり、気管支の壁が炎症で膨れ上がっても空気が気管を通る時、管が膨張して死ぬなどのことがないのはそんな理由だ。

 もしそうであればどうして今まで医師がこの新型コロナ肺炎に気管支拡張剤とステロイドの合剤を吸入させなかったか、極めて疑問だ。

 医師は一般には難しい入学試験に合格し、その後医師免許を取得した頭の良い学者タイプの人と思われているだろうが、それは勘違いだ。

 彼らは自分の知識の中にある情報を元に診断し、薬を出すだけだ。だが自分に知識がないと適正な診断は下せない。それを誤診という。それも診断は最近機械がやってくれるので、医師は適当な薬を処方するだけ。

 おまけに現在は診療科目が細分化されて自分の専門分野以外のことを深くは知らない。専門分野の薬の副作用だって覚えていないことも多い。

 こんな例があった。ある年フグの肝臓を食べた人の5人の手が痺れてきて、そのうち2人が死亡した。原因はフグの毒のヘテロドトキシンに神経を麻痺させる毒性があるからだ。

 その治療法を知らなかった医師に掛かった人が死亡したが、治療法を知っていた医師に掛かった3人は生還した。

 これなども医師が物を考えない好例だ。ヘテロドトキシンが心肺を動かす作用する神経を麻痺させるのなら、人工心肺機を患者に使用させれば良いのだ。

 毒は3時間くらいで解毒されてしまうので、それで万事終了。有名な歌舞伎俳優はこれが原因で死亡したが、担当医が物を少し考えれば彼を救えたはずだ。

 この新型肺炎も「オルベスコ」を入院した当初から使用させれば死なないと推測する。だがこのオルべスコも品薄が懸念される。だが心配は要らない。その種類の薬で一番良く効くのは前述のグラクソ・スミスクライン社の「レルベア」だ。

 それに同種類の薬剤は数多くある。喘息患者は世界中に多数いるからだ。新型肺炎に罹患したらそのことを伝え、同種類の吸入薬を使用すれば良い。

 ただしこれは私の経験から述べていることで、医師に充分診断してもらい、適量(有効成分が少ないと効かない)処方してもらって欲しい。

酒巻 修平

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