パスモと回数券

今は電車に乗るのにパスモを使っている人が多い。私の家族も全員パスモ利用者だ。だが私は持っていない。

パスモは便利だから持っているという人が大半だが、考えてみよう。利用するにはパスモの会員にならなければならない。この時500円の入会金を支払わされる。

退会する時には返してもらえると言うが、退会することはない。パスモ保持者が死亡しても遺族が退会の手続きをすることは極めて稀だろう。

即ちパスモを運営する会社は500円丸儲けなのだ。保持者はまた言う。パスモには割引があると。しかし割引などほんの僅か。ないに等しい。

パスモには入金残高が記録されていて、その残高がないと乗車できないし、もし運賃が残高より少ないと到着駅の改札で清算するのだろうか。

500円入会金を取られ、おまけに前払い。そして割引もない。こんな理不尽があるだろうか。私は回数券を買っている。約9.1%の割引がある。

買う時に10枚分の料金を前払いすると11枚の回数券が出て来る。これは理に叶っている。前払いして3か月以内に使用すれば9.1%の割引。

絶えず同区間を利用する私には大きな割引率だ。銀行預金の金利が0.001%だったか全くない時代、9.1%の割引は極めて大きい。

日ごろ買い物でポイントカードをせっせと貯めている人も電車の利用にはパスモを使う。あまり賢いとは言い難い。

もう一つパスモには欠点がある。私の自宅の最寄リの駅は二つあり、都心に近い方の駅から乗ると1区間分余計に料金が掛かる。パスモの保持者はそんなことを無視する。

便利さのあまり無駄をしているように思えてならない。一番腹立たしいのが入会金の500円である。ただもらいする理屈として退会の時は500円返金すると言う。だがパスモ会社はそんなことを要請する利用者がいないのを知っている。

それにあまり便利ではない。チャージとまやかし言葉を使って前払いさせるので、利用者はその都度前払い入金をしなければならない。回数券を買うのと比べて便利ではない。

ポイントを貯めるのに汲々しない人ならそれで良いだろう。金で便利さを買うのは不思議ではない。しかし有り余った金を持っていないポイント利用者がパスモを持つ。

ある大病院では待ち時間がほとんどないシステムがある。来院者に10000円だったか20000円だったかを徴収して特別待合室を用意している。

これは堂々していて合理的だ。ここには嘘まやかしがない。便利と思われて便利ではないのではなく本当に便利である。利用者はそれを知っているから騙されているのではない。

最近はパスモのような半騙しが多い。最も悪質なのが消費税だ。これは消費税ではない。売上税で消費を伴わない卸売にも適用される。

何故売上税と言わないのかは何度も述べたが、要するに言葉で国民を騙しているのだ。消費税同士欧米と比較すると日本の消費税率は高くないと行政は言うが売上税の性格を持つとかなり高い。

ましてガソリン税を掛けた上に消費税(この場合は本当の意味の消費税)を賦課するのは憲法違反だろう。憲法を無視して行政はそんな政策を取る。

交通違反の反則金も怪しい。駐車監視員と称する緑のおじさんが1分か2分の駐車で違反を取り、反則金を課す。この制度は警察官僚の天下り先を作るために新しく設置された組織である。

そのわりに環境も整備しない。因みにアメリカの駐車料金は1時間25セント(30円未満)。ビルを新築するとある一定割合で駐車場を作らなければならない。

だから駐車違反をする人はほとんどいない。駐車違反をしなくて済むのだ。日本はやむを得ず駐車するのだが、それは環境が整備されていないからだ。

自己の責任は全うしないでその欠陥のための駐車違反には責任を取らせる。この場合は半騙しどころか、全騙しと言わざるを得ない。

我々はクレームを付けるべきだ。そうしないと一部の不届きな人物のために大きな迷惑が掛かる。

酒巻 修平

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