進 化 と 人

進化に関する理論において、ダーウインや今西錦司氏など、どの理論が正しいかは、証明されていません。いまだにどれも仮設なのです。私は個人的には今西錦司氏の理論に軍配を上げたいところです。理論の優劣はともかくとして、人はやっぱり進化していると思われます。

 進化というのは有利な変化というのが、ダーウインの考えの一つです。このところ世界中の人の身長が伸び、長寿になってきている傾向が見受けられます。長寿になるのは確かに有利で、それだけ子孫を沢山増やせる可能性が高くなります。

 それらは確かに生物という物の存在意義を考えると有利かも知れませんが、社会に対する観点から考えるとどうでしょうか。人が進化を続けて平均寿命が150歳、身長が3メートルになれば、社会はどうなるのでしょうか。

 平均身長が3メートルになると、ずっと多くの食料が必要になり、家も今までのサイズでは間に合いません。寿命が150歳になると今の基準では人口の半数程度が老人になるでしょう。出生率が低いとこの老人の割合はもっと大きくなります。このような進化は人の社会に有利に働くでしょうか。

 人はどんな動物より強く、もう大きくなる必要はありません。クジラも象も虎も簡単に殺して食料にできるからです。逆に今より小さくなったとすればどうでしょうか。例えば平均身長が50cmになれば今住んでいる家は御殿のように大きなものと同じ広さになります。

 どうしてこんなことになったのでしょうか。肉食動物は大きいほど強く食物連鎖の上位に位置します。だから普通の動物は大きいほど有利と言えるでしょう。しかし人は幸か不幸か巨大な脳を持ってしまいました。脳を使って作った武器を手にすればどんな大きな動物も怖くはありません。人は身長に低い方が、社会的には有利です。

 身長が5m、10m、平均寿命が200歳。考えただけでも空恐ろしいことです。そんなことにはならないと言い切れるでしょうか。しかし平均寿命は確実に伸びています。平均寿命が100歳になるのは時間の問題だとも言われています。そんなことを想定して、政治は行われているのでしょうか。なんでも想定外で片付けることはできません。

酒巻 修平—–

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