レストランの選び方

 最近はイタリアレストランが増えてきました。その中で金額はともかくとしてどのレストランが美味しいのか迷うところです。実際に食べてみないと分からないのですが、これが食べる前に案外分かる方法があるのです。

 これはステーキハウス、フレンチ、イタリアンに共通のことですが、まず入ってはいけないレストランは表に出ているメニューにミススペリングがあるところです。勿論英語、フランス語、イタリア語を読める人は少ないのでこれは難しいテクニックですが、今はフランス語とかイタリア語を読める人が増えてきたので、判断の何かの足しにはなるでしょう。結構多いのが、単数と複数が混在しているケースです。

 ひと昔前までは、英語表記の屋号やメニューが多く、半分くらいのレストランにミススペリングが見受けられました。流石に英語が普及し、今はそんなこともなくなりましたが、イタリア語、フランス語には間違いのオンパレードです。看板にはミスがないので入ってメニューをもらって見ていると、出てくるわ出てくるわ、これはフランス語の間違いを探せという出題ではないかと思うくらいです。しまったと思っても後の祭り。料理を一口食べるとレベルの低さがはっきりと分かりました。

 私は出張で日本各地を回りました。仕事が上手くいくとちょっと豪華に夕食を食べようとして、繁華街を歩き回りました。ところが店構えだけではどこが自分好みの店かは分かりません。仕方がないので、屋号を頼りに入る店を決めることにしました。以下に申し上げることには全て例外があるという前提でお読み下さい。先ず女名前の屋号は頂けません。どうも中途半端な色仕掛けを感じます。勿論店内には女性はいません。

料理もまともにできない人が経営していることが多かったと記憶しています。苗字を屋号にしているとことはまともであるケースが多いようでした。所謂手抜きをせずに調理されたものを出すという思想を感じます。

名前、例えば、三郎とか英五郎など、を付けている店はその店の店主の流儀を重んじ、流儀に従わない客は冷遇されるケースが多いというのが経験です。ある寿司屋で、これは私の体験ではないのですが、若いお客さんが大トロと注文したところ「大トロなんてあんたには10年早いよ」と言われてしまいました。私は彼が自分のお金で何を食べようが勝手だろうと思いましたが、私がおかしいのでしょうか。

 一度九州のあるところで珍しい屋号の店を見つけました。確か「鐘吊」だったと思いますが、これは能に関係のある言葉です。私はこの店の料金はかなり高いが良いものを出すと踏んで、入って見ました。今のお金で一人確か12,000円くらいだっとと

記憶していますが、料理は絶品でした。

 お寿司屋さんに入るのはどれだけ請求されるか分からないから怖いと言う人がいます。それはその通りでしょう。でもできれば寿司を握っている職人さんの目を観察して下さい。人に美味しいものをそれなりの値段で提供しようとしている職人さんの目は澄んでいます。べらぼうに高く取るところも何となく分かります。無作法なことなのでしょうが、窓から見えなければ戸を開けるより仕方がないでしょうね。それで駄目だと思えば、間違いましたくらいの挨拶をして出てくる方がいいでしょうね。

 業歴の長い店も比較的大丈夫です。長年、客の厳しい目に晒されて永らえているということはどこかに良いところがあるのです。店には2つのものを求めましょう。一つは料金に見合った料理の質で、もう一つはサービスです。旦那さんが始めた店を嫌だけれど手伝う奥さんがいらっしゃいますが、サービスはお座なりです。やりたくない仕事をしているではやむを得ないでしょう。

 結論を言いますと、値段が高いところは料理の品質とサービスが良いと思います。これは何も値段と質が正比例していると言っているのではありません。良いものを出し、良いサービスをするのにはお金が掛かります。例えば鯛1㎏の単価は1000円から10000円くらいまでまちまちです。もっと値段が高いのがあるかも知れませんが

私は知りません。

 私は長年店探しで苦労をしました。本当にいい店を見つけた時は幸せに思いましが。まだまだ書きたいことがありますが、またの機械に譲ります。

酒巻 修平

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