太陽系、地球系、宇宙系

太陽系、銀河系という言葉は時々目にする。それは太陽や銀河の重力の影響が及ぶ範囲を指し示している言葉だ。そうすると地球系、宇宙系という言葉に表される系があってもいい筈だ。地球の重力あるいは地球というものの影響が及ぶ範囲を地球系としても何の問題もないだろう。

 月は地球系に含まれる物体である(物体の定義はこの際忘れる)。月はまた地球にその存在の影響を与えるので、地球は月系と言うこともできるかも知れない。人工衛星やオーロラ、大気圏、地上より放出された二酸化炭素の存在する場所、そんなものは全て地球系の一部だ。こんな観点から見ると地球系の端はどこにあるのだろうか。

 銀河系には何億、何兆もの星の集団やその間の空間が含まれる。その総合体が銀河系である。銀河系の存在が影響を及ぼす範囲はどこまでだろうか。地球は銀河系に含まれるのか含まれないのか、私は知らないが、少なくても銀河系は銀河の外側まで広がっていると考えてもいいだろう。

 それでは宇宙系というものがあるだろうか。宇宙という存在があるならば宇宙系もあってしかるべしと考えるのは的外れではないだろう。そうするとここで一つの疑問が発生する。150億光年であるとか300億光年であるとか言われている宇宙には大きさがあるのか。

 大きさがあるから何光年と学者は言うのだろう。では宇宙がその影響を及ぼす範囲は宇宙より大きい筈だ。太陽系は太陽より大きいので、宇宙系は宇宙より大きい。それでも宇宙系というものが存在するなら、宇宙は一体どうなっているのだろうか。学者によると宇宙の果ては光が地球に一番の遠方であると言う。そうすると宇宙の外側まで広がっている宇宙系は光が届かない範囲を含むことになる。

 宇宙の端から遠方にある宇宙系の一点は光が届かないところである。もしビッグバンにより宇宙がある原初の一点から広がったとするホーキングの論が正しいとすると、宇宙の膨張速度は光の進行速度より早いことになる。

 上記からは簡単な推論が得られる。ビッグバン理論が間違っているか、光より早く進む事物はないとするアインシュタインの相対性理論が間違っているか。誰かもっと理論的にあるいは数学的に論破してくれる人はいないだろうか。私はその理論を聞きたい。

 今のところ私の考えは宇宙には絶対的な真実など存在しないということである。アインシュタインは極小の世界も、極大の世界も記述しなかった。相対性理論はニュートンの法則を包含し、究極の理論だと言われてもいるが、私にはそうは思えない。

酒巻 修平

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