仕事のできる人間になるには 1

 仕事ができるようになるには色々な方法がありますが、先ず仕事ができない人の典型的な仕事振りを紹介しましょう。

 ある人にある会社の電話番号を調べて欲しいと頼みました。急ぐかと聞くのでそれほどまでには急がないので手が空いたらやって欲しいと頼んでおきました。

 一週間経っても頼んだ人から電話番号を言ってきません。聞いてみると「調べてありますよ」との返答。「どうして教えてくれないの」と誰でも言うでしょう。その人は「調べろと頼まれたが教えろとは言われていません」と反論しました。この人を観察するといつもそのような調子で、私はボーナスを2割カットしました。

 仕事ができるようになるには、この人の逆をすればいいのです。家のガレージのシャッターを開閉するリモコンが見当たらないので、メーカーのある支店に尋ねたら、そのタイプのシャッターは古いもので、もうリモコンも在庫はありませんと言います。困って別の支店にも問い合わせました。そこでも同じ返答です。

 更に諦めない私は3つ目の支店に問い合わせました。綺麗な声の女性の方が対応して下さったのですが、調べるのにかなり時間が掛かりました。訝っていると、その方はすみません。全国の支店の在庫を調べたのですが、どうしても見つかりませんといいます。私はとても感謝しました。

 この違いはお分かりだと思いますが、この女性は客からの要求に対して150%の仕事をしたのです。それがこつです。確かに少し時間は掛かったけれど、私は今度もその会社のシャッターを設置しようと決意しました。

 この女性は多分そのうちに重要な仕事を任され、課長とかになるか、他社にいい条件でトレードさせると予想が付きます。もしその気があればうちの会社に勤めてもらいたいとも思いました。

 上司から今度ABC株式会社に売り込みに行くのだが、ちょっとその会社のことを調べておいてくれと言われたとします。その命令に対する情報の与え方には幾つか方法があると思われます。

1. 所在地、電話番号を知らせる

2. 上記の他に車で行く道筋、電車の場合の行き方

3. 上記に加えて、資本金、業界での地位

4. 上記の他に業界での評判、考え方、支払い状況

5. 粗利率、一人当たりの売上、社員の入れ替わり状況

 色々と報告するアイテムがありますが、できるだけ短時間で上司が知りたい情報の150%を提供することです。

 顧客から昨年の仕入れ金額を教えて欲しいと頼まれたとします。頼んだ人はそのようなデータの取り方を知らないか、面倒なのかでしょう。そんな要求があったとき

一年間の売上金額だけを教えてあげるのではなく、月ごと、あるいは商品別、支店別を綺麗なリストに落としてやれば喜ばれ、注文が増加し、担当者が何人かいたら自分を指名するようになります。

 エクセルの罫線は実線(thin)と極細線(hairline)で分かりやすくしましょう。表題は大きなフォントで、項目行はフォントを少し大きくする。さらに項目は均等割り付けで処理すると綺麗なリストができあがり、頼んだ人は頼まれた人を見直すこと確実です。特に罫線に関しては頂くほとんどのリストが実線だけで書かれているので、美しくなく、見難くなっています。極細線を使いましょう。

 ものを頼まれたら相手の要求を考え、その150%の仕事で返しましょう。必ず収入が2割あがります。

酒巻 修平

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