学者の未来予想は当たらない(想定外)

 当たらない理由ははっきりしています。それはデータ不足だからです。学者の未来予想は謂わば机上の空論で、一般情報を基になされています。そして何より大切な人の精神の解析が全くなされていません。

 因みに情報には二種類あります。一種類は英語でinformationと言い、これは新聞、雑誌、テレビ、論文、裁判、などなど誰もが手にいれることができるデータです。もう一種類はintelligenceで機密情報です。このintelligenceはinformationより大切で、もし株式に関するintelligenceが手に入れば、大儲けができます。しかし一般にはそれを入手することは不可能で、入手できる人は株式を売買できません。米国のCIAはCentral Intelligence Agencyと正式には表記し、機密、内部情報を探る機関です。

 さて30年後の日本の人口は今の7~80%になると予想されています。しかしこれは本当でしょうか。答えは「この予想は当てにならない」です。なぜなら一番肝心な人の心に関するデータが入っていないからです。人の社会生活は精神と物質からなっています。そうであるのに、この心の部分のデータを入れようとしないからです。子供が極端に少なくなり、もし人がもっと子供が欲しいと考え始めると人口は増加します。

 4,50年前、石油は枯渇すると予想されていました。この時はもっとお粗末で石油の未発見埋蔵量もデータに入っていなかったし、石油を枯渇させないための人の努力(これが精神)に関する考えが予想の中に欠如していたのです。今や石油の埋蔵量は4,50年前より多いのです。(石油のできる原因もまだ本当には分かっていません)

 予想は外れても学者は非難されません。予想は時間が経てば忘れられているからです。だから学者は勝手なことを言い放題です。日本の人口予想は「30年後の日本の人口はある偏ったデータの分析によると非常に減少する」が正解です。

 ところで私は「想定外」という言葉が嫌いです。本当に想定外なのか、想定していなかったのか、想定されたのにデータとして取り込まなかったのか、無視したのか、まったく分かりません。東北沖太平洋地震で発生したのと同規模の地震による津波は歴史時代に何度も発生していると記録されていますし、それに対する対策をしなければならなかった筈です。原子力は扱いを間違うと人類滅亡の危機さえ孕むのです。ぎりぎりの対策ではなく、ある程度のアローワンスのある対応が求められます。

ある有名工業大学の教授は前から東京電力には危険だと注意していたのだが、彼らは全く耳を貸さなかったと聞いています。因みにこの時のマグネチュードは9.0となっていて、これが想定外の根拠ですが、この数字は怪しいと思います。数字は改竄されて、実際はもっと小さかったと疑うのは私でけでしょうか。

 歴史上判明している地震による津波はwikipediaによると頻繁に起こっていたと詳しく載っています。今回の津波と同程度のものは1000年に一回程度発生しているそうです。それを想定外という東京電力の言い分は出鱈目であり、そんな津波の歴史を検証し、対策を取らなかった東京電力の当時の幹部には大きな責任が課せられて当然です。この件に関しては津波当時テレビで話していた某有名大学の教授も信用できません。今も放射能は漏れ続けているのです。

学者の予想なんてこんなものです。真摯な学問的な見地に立ったアプローチを捨てて何かの面子のために論を捏造し述べることもしばしばです。彼らはゴルフで例えるとレッスンプロでトーナメントプロではありません。学者の予想は当たる時もあり、当たらない時もあります。街角の八卦見と同程度の精神と頭の持ち主と考えていいでしょう。当たるも八卦当たらぬも八卦です。

酒巻 修平

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