病気は何故、どのようにして起こるか

 病気が何故、どのようにして起こるかは分かっていません。これはお医者さんが言っている病気の原因のことを指しているのではありません。簡単な例で、食べ過ぎると胃痛という症状が発生しますが、胃の過重負担による状態が病気と考えるのが普通ですが、そんなことを言っているのではありません。

 食べすぎると胃の食物の受け取りあるいは消化のキャパシティーが超えるからだと説明できるでしょう。しかしではキャパシティーが超えると胃のどの部分がどのように問題を起こすのでしょうか。

 病院に行くと食べ過ぎだとか辛い物を食べたとかの説明をされますが、もっと突っ込んで考えると、食べ過ぎたら胃はどうなるのか、辛いものを食べたらどのように胃は変化するのかと聞くと、お医者さんは説明できません。

 例えを電線に求めて考えましょう。100vを通すキャパのある電線に10000vの電圧を掛けたらどうなるでしょう。電気の圧力に耐えかねた電線が破裂するでしょう。胃は食べ過ぎるとそうなるでしょうか。そうではなく、そんなことでは説明のつかない過程を経て、胃痛が発生します。

 人の体は電気信号でデジタル的に制御されていると考えています。人によって違うでしょうが、人の胃には前以て設定されたキャパがあります。そのキャパは成人するに従ってまた運動などによっても増加するでしょう。そのキャパはどんな形で胃に信号として与えられているか、正確には示すことができませんが、多分単位面積あたりの食物の重量や食物が胃のどの範囲に亘って存在しているか、またあるいは胃壁の強度、胃液の量、質などで胃が自動的に測定するのでしょう。

 それはアナログ的ですが、そのアナログ的な情報がデジタル情報に変換され、脳に伝えられます。伝えられる電気信号はどのような波形をしているかは実際に調べる方法は今にところ確立されていないとは思います。しかし何らかの方法で脳には伝えられます。

 すると脳は受け取った電気信号が胃が危ないというものであれば、胃に痛いと感じるような信号を送り返します。あるいは脳を解せず胃の内部だけでこんな情報をやり取りしているかも知れません。どちらかは今まで誰も検証しようとはしていないと思います。

 病気の原因はそのように探っていくと複雑であり、分析すればコンピューターのプログラムを解析するように簡単かも知れません。しかし受け入れ可能な量以上の食物を食べたから胃痛が発生したというだけでは本当のところ学問的には何も分かっていないのと同様です。

 この胃が痛いと人が感じることはとても大切なことで、この痛感がなければその人はもっと食べるかも知れません。痛感は症状で病気ではありません。病気が発生すると、脳が電気信号で病気であるとのデータを受取って発症させることになります。あるいはこれはまだ病気でなく、病気前の異常かも知れません。

 お医者さんは基本的には病気とは何か、その原因の根本は何かを知りません。学んでいないからです。ただ病原菌が原因となって病気が発生した場合は病気の根本に近い状態を把握することができます。だから病原菌性の病気は治療指針がすぐに出すことができるのです。

 とは言え、病原菌が体内に侵入すれはどのように体が反応し、どのような電気信号をどこに発信したか、その電気信号はどのような波形なのか、どのように処理されたかなどの解明は進展していません。

 胃痛は比較的単純な病気の症状で、説明もそれほど困難ではありませんが、これが腎臓病などになると極めて困難です。西洋医学は症状からばかり知見を深め、研究を重ねていますが、病気の根本の状態や病気が始原する態様の考察、研究は手つかずのままです。

 現在のところお医者さんの役目は病気から発生する症状を、主として医療器械で判定して、どの薬をどのくらい与えれば良いのかを決めるのが役目です。病気の根本を取り除くことはできません。上記のように病原菌由来の病気は根本の病気の状態が分からなくても、病原菌を退治すると病気が消去されるので、治癒に漕ぎつけることができます。

 人には他の動植物とは違った大きな特徴があります。それは脳が巨大化、精密化したことです。脳の役目は他の全ての臓器、器官、体液、筋肉、筋、などの全てを合算するより大きな役目があります。従って半数以上の病気には脳が関与しています。

 病理学、生理学的などからのアプローチで脳の役目や電気信号の解明を計らない限り病気の医学的治癒は不可能だと考えます。私は喘息という病気を持っていますが、これも精神的な要因が大きいと言われています。喘息患者の発作には脳がどのように関与しているか、医学は教えてくれません。脳が何をどのように入力したら、どのように症状を出力するのでしょうか。これが分かってそれを阻止できれば喘息の発作止めの薬は不要になります。

 病気を治すのはほとんどがその人の脳あるいは器官で、お医者さんではありません。健康でいるには脳を適度に働かせ、脳が快適である状態に保つことです。美味しい食物は体にいいから美味しいし、寝たいと思えば寝るという行為は脳に取っていい状態です。脳が満足する行為をすれば病気を防げる可能性が高いと考えます。

酒巻 修平

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