心肺機能の効率的な使い方

 私は不整脈の持病を持っている。心房細動が原因で脈が不整に打つ。肺静脈から余計な電気信号が出て心房を脈動させるからだ。そのまた原因は心因的なもので、他の臓器に病気を抱えている訳ではない。

 その不整脈も比較的緩やかな時が多いが、時により程度が高くなる。それは突然現れる。原因が不明だ。坂道を歩いた後とか、椅子に座っている時にも起こる。トイレで排便した後は気を付けなければならない。

 自分が病気であるので、病気のこと、長寿とは何か、どうすれば達成できるのか、いかに身体を動かすのが体に良いか。長年考え、医者に意見を求め、カイロプラクティックでも違う角度から聞いた。

 私はクラシックを歌うという活動もしている。だから息を吐くことは声を作る動力の役目をするということは知っていた。息を効率的に吐くには横隔膜を使い圧力が一定な排気をする。その時に効率的な方法は横隔膜を下げたまま行うのだ。

 肺と心臓は比重の関係でどうしても上昇しようとする。日本式のトイレで排便するとき体の恰好が原因で、心肺が上昇する。西洋式のトイレではそれがないので、トイレ時の発作が起こり難い。

 心肺の上昇を横隔膜からの筋肉で抑える。そうすると息が上がらない。この方法を不整脈が酷い時に応用することにしている。暫くそのようにしていると不整脈の状況が改善するのを発見した。日本式のトイレを使用するときは横隔膜を下げるようにすれば状況は改善する。

 最近は鼻呼吸の効果について聞くことが多い。しかしより多い息を取り入れるには口呼吸をするに限る。マラソンランナーは口で呼吸をしている。心臓発作を起こした時も息呼吸をせよとカイロプると良いとイロプラクティックの施術師に聞いたことがあり、自分に応用してみた。それは効果的であった。

 坂を上る時にもこの方法を応用すると息と心臓の辛さが軽減される。左を下にして寝ていて、夜中に目を覚ましたときも何となく具合が良くない。その時も横隔膜を下げて肺と心臓の位置を体の中心に持ってくるようにすると5分くらいで良くなる。

 肺や心臓は横隔膜より上にあり、それが上昇しやすいのは人が二足歩行をするデメリットの一つである。横隔膜から下の胃、腸、肝臓、腎臓、脾臓全ては下垂する傾向にある。それを防止する役目を負っているのが、横隔膜から伸びた筋肉である。

 体の上半身の運動は、五臓六腑の下垂、上昇を阻止する筋肉を鍛える効果がある。舞台で演技をする素人や演説が慣れていない人が「上がる」という現象に襲われるのはこの心肺の上昇のことである。その時は横隔膜を下げて心肺の上昇を抑えればいい。

 私はマラソンや駅伝の大ファンである。マラソンも30kmを過ぎると息が上がるランナーがほとんどだ。そんな時に横隔膜を下げる努力をしてみてはいかがだろうか。勿論ランナーにはコーチが付いていて、私が言うようなことはすでに考慮してもっと有効な方法を取っていると言われれば私は引き下がらざるを得ない。しかしランニングフォームや足の使い方についての解説はあるものの、心肺機能の効率的な使い方を述べているのを聞いたことがない。考慮するに価いしないだろうか。

 いつでも私はこのことを西洋医学のお医者さんに確かめて自分の考えていることが正しいかどうか確認するようにしている。今のところ確たる答えを得ていない。

酒巻 修平

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