17-2-18のニュース裏読み - 露、仏大統領選妨害か

安倍晋三氏が今回内閣総理大臣に就任してとき、私は5か条の提言を行った。その一つが「コンピューター省を作れ」であった。

 コンピューターが何かの処理を行う機械として、社会に関わる事態を皮相的に観察すると種々の作業を便利に行う機械ということができる。しかし考察を進めて、コンピューターが人の社会を根本的に変えてしまうという観点で考えた場合、これほど恐ろしい道具はない。

 コンピューターは人から職を奪い、防衛省の機密事項を盗み出し、最近では50数億円の銀行預金の窃盗にまで手を貸した。露が仏大統領選を妨害している証拠を私は持っていないが、あり得ない話ではない。

 コンピューターは原子力の使用と同様功罪両面で大きな威力を持っているのを認識しなくてはならない。悪い例を一つ上げれば家庭内の電線にコンピューター制御で高圧の電気を流せばどうなるだろう。人が死ぬこともあるだろうし、少なくても火災は発生する。

 こんな事態はまだ出現していないが、それを想定外で済ますことができるだろうか。電力会社はどの程度の防御策を講じているだろうか。誰かがそんな大それたことを考え、実行に移さないだろうか。反社会的な考えを持って人がそんな計画すれば発生させることも可能だ。

 ことは電力だけではない。これからコンピューター犯罪は確実に増加すると考えた方がいい。例のイスラム国がどのような悪目的でコンピューターを操作しないとも限らない。

 またコンピューターは上記のように人の職をますます奪う。我が社では経理担当はもはや必要がない。素人の私がプログラムを組んだシステムを使い、営業の担当者がほんの1,2分で売上の処理から在庫管理、経理処理、税務申告の書類の作成までしてしまう。

 営業マンの数も減少している。それはネット通販のシステムが発達したからだ。そのようにコンピューター処理のさらなる普及が進めば職の関係はどうなるのだろうか。

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 プログラマーの数も増加するだろう。だからプログラムを構築する技術をより多くの人が持つことになる。最終的に人力が必要なのはプログラマーを下請けとして利用するシステムエンジニアだけになるのか、それともそのエンジニアを指揮するさらに上部の企画者か

 どちらにしても人が携わる職業は二極化するのではないだろうか。極端な言い方をすれば思考する一部の上部企画者と下部のエンジニアたちの二種類になる。前者は高給をとり後者は低い賃金に甘んじる。

 コンピューターはいずれ全産業のあらゆる箇所に導入される。一般機械もコンピューターの一種であると考えると、人が携わらなければできない仕事の種類は激減するだろう。

 交通が発達して、江戸時代に比べ仕事の効率は極めて良くなった。そして生産額は増大して、人に貢献した。通信もコンピューターも同様である。新幹線の制御システムに入り込み、通信を妨害、盗聴、転送し記録する、コンピューターが繋がっているシステムを経由すればコンピューターないの情報を盗み出すことができる。社会にコンピューターが関与する度合いが高くなればなるほど、危険も増大する。

 しかしながら一般犯罪と違って、コンピューターを介した犯罪の犯人の特定が極めて困難である。私が使うコンピューターにも詐欺を目的とした他者の行為が日常的に発生している。

 しかし悪いことばかりではない。コンピューターがより多くの仕事をしてくれれば少ない労働者で多量の生産が可能になり、国内総生産の額は上がるだろう。

要はコンピューターの良い面、悪い面をどのように把握し、悪い面に対処する政策を構築すると同時に良い面での活用をより効率的に行うかを考えればいいのだ。

 コンピューターを使用し、発展させる影響は計り知れないほど大きい。その良い面悪い面を政府は想定しているのだろうか。それに対する対策はすでに立てられているのか。私が政府にコンピューター省が必要とあると提言するのは時期尚早であると言えない。

酒巻 修平

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