17-2-19のニュース裏読み - 中国、北の石炭輸入停止

最近中国が北朝鮮の行動にいらいらしているようだ。少しは北朝鮮に打撃を与える制裁措置を取ろうとしている。

 確かにこの措置が実行に移され、継続されれば北朝鮮に取っては痛手だろう。

しかし決定的なことにはならないことは明らかだ。中国が本気になって北朝鮮に不利になることをするとは思えない。これは一種のジェスチャーだろう。

 そんな実際の政治の話はさておき、私が書きたいのは「核不拡散条約」のことだ。北朝鮮が強気になれるのは核を保有していることによる。

 ご存知の通り核は一度暴発すると人が再コントロールするのが極めて難しいパワーの元である。その核を主力とした武器を製造してはならないのは当たり前だ。

 しかし、アメリカ初め第二次世界大戦の戦勝国は核を持った。長崎、広島で実験済みの圧倒的に強力な兵器を独占すれば、自分たちが今後の世界を牛耳ることができると読んだのだろうか。

 戦勝国という立場を利用し、核不拡散条約というものを多数の国に締結させた。この意味するところは自分たちは核を持つが、他国は持ってはいけない。考えてみれば、こんな馬鹿な話がどこにあるだろう。

 核不拡散は推奨されるべき行為である。しかし核を保有する国が一国でもあれば、その目的は烏有に帰す。他の国に核を捨てさせるなら先ずアメリカ、中国あるいはロシアが捨てればいい。

 北朝鮮はここを突いている。何故アメリカが核を持って、我々が持てば駄目なのか。核が決定的に強力な武器なら、小国の我々も持とうではないか。そう考えるのは至極当然だ。

 アメリカの新大統領、トランプ氏がアメリカを第一に考える、あるいはアメリカのことだけを考える。これは結果の是非はともかく理屈としては通る。彼はアメリカの大統領だからアメリカのことを考えるのは当然だ。

 それでは北朝鮮の指導者の金何とかは北朝鮮、安倍晋三氏は日本のことを考えてもいい筈だ。核を持つのは日本にとって有利だ。だから核を持つ。安倍晋三総理がそのように宣言したらどうなるのか。

 私はアメリカが嫌いではない。しかし欠点は我儘だということだ。自分に有利で他国には不利な政策を力で持って、押し付ける。しかしいつまでそんなことが許されるのだろうか。

 どんなことをしても北朝鮮は核を捨てないだろう。核の性質上それを使用すれば相手国に立ち上がれないほどの打撃を与え、その後遺症に長く悩まされる。

それを知っているから北朝鮮は核を捨てないどころか、更に大量のそして使い勝手がいい核搭載の武器を持つだろう。アメリカがそんなものを持っているのに、何故自分たちが持てば駄目なのだという疑問に答える術はない。

 第二次世界大戦が終結して70年以上が経過した。いつまで戦後なのか。人類はそれほど執念深いのか。もしこれからの1000年、人類の繁栄を考えるなら、各国の指導者(単なる政治家で私には指導者とは見えない)はもう少し違った観点から自国や他国を考えるべきだ。

 犯罪の80%以上は男性によると聞いた気がする。数字が正確でないとしても圧倒的多数の犯罪者が男性だ。全ての国の指導者が女性になれば多分戦争は無くなるだろう。ひょっとしたら核もなくなるかも知れない。ただ国のダイナミズムもなくなるような気がする。

 どうすればいいのだ。これを考えるのはたぶん一般庶民の責務であろう。選挙権という強力な武器があるではないか。

酒巻 修平

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です